☆最近、落語を聴くことに凝っているので、予備知識なく見たこの作品が、落語の「粗忽長屋」をベースにしていると知って、ちょいと嬉しくなった^^
コメディかと思いきや、見ようによっては文芸作品っぽくて、すっとぼけた板尾創路らしく、なかなか面白かった。
戦死したと思われていた元落語家の男が、記憶をなくし、戦後二年を経た寄席に戻ってきたことから始まる物語。
その落語家・森乃家うさぎ(板尾)は、出征前は真打目前であり、恋人(石原さとみ)もいた。
戦地で怪我をし、顔を包帯でグルグル巻いて戻ってきたうさぎを、師匠は復帰の算段を始め、恋人は情交を交わすのだった・・・。
が、そこに、本当のうさぎ(浅野忠信)が戻ってくる。
では、今まで、うさぎと思っていた人物は・・・、と言う物語。
話の興味のおおよそは、ひたすらに、石原さとみ演じる弥生の、うさぎと思われていた人物や、本当のうさぎへの、微妙な戸惑いや欲求や非情さが描かれ、妙なエロスが全編を覆う。
この人、アイドル的な演技をさせると、私にはいまいちと言うか、個性が感じられないのだが、今回のような役柄をやらせると、なんか、こちらに訴えかける魅力が数十倍になるね^^
しかし、クライマックスでは、監督・脚本の板尾創路がやりたかったのだろう派手なオチが開陳される。
ただ、私には、それが、どういう意味を持つのかが、あんまりわからなかった・・・。
PS.とことん喋らないと、周囲が勝手に盛ってくれると言うことがわかりました^^
(2012/01/31)
コメディかと思いきや、見ようによっては文芸作品っぽくて、すっとぼけた板尾創路らしく、なかなか面白かった。
戦死したと思われていた元落語家の男が、記憶をなくし、戦後二年を経た寄席に戻ってきたことから始まる物語。
その落語家・森乃家うさぎ(板尾)は、出征前は真打目前であり、恋人(石原さとみ)もいた。
戦地で怪我をし、顔を包帯でグルグル巻いて戻ってきたうさぎを、師匠は復帰の算段を始め、恋人は情交を交わすのだった・・・。
が、そこに、本当のうさぎ(浅野忠信)が戻ってくる。
では、今まで、うさぎと思っていた人物は・・・、と言う物語。
話の興味のおおよそは、ひたすらに、石原さとみ演じる弥生の、うさぎと思われていた人物や、本当のうさぎへの、微妙な戸惑いや欲求や非情さが描かれ、妙なエロスが全編を覆う。
この人、アイドル的な演技をさせると、私にはいまいちと言うか、個性が感じられないのだが、今回のような役柄をやらせると、なんか、こちらに訴えかける魅力が数十倍になるね^^
しかし、クライマックスでは、監督・脚本の板尾創路がやりたかったのだろう派手なオチが開陳される。
ただ、私には、それが、どういう意味を持つのかが、あんまりわからなかった・・・。
PS.とことん喋らないと、周囲が勝手に盛ってくれると言うことがわかりました^^
(2012/01/31)