『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』 新作解禁映像
☆・・・GWの中、昼下がり、私と彼女は満席に近い映画館にいて、『映画 クレしん』の上映を待っていた。
私の彼女はクールビューティーとして名高いが、なんか知らないがYOUTUBEで「クレヨンしんちゃん」を見ることが多いという。
なんでか聞いたら、「ホッコリする」とのこと^^;
だが、映画を見るまではしてなかったとのこと、でも、去年の「宇宙人シリリ」からは一緒に観ている。
「シリリ」は、私はなかなかよく出来ていたと思うけど、しんちゃんとシリリの二人のロードムービーであって、彼女にはなんか「よそいき」の物語に思えたようだ。
だが、今回は、家族(野原家)も仲間(春日部防衛隊)もともに活躍し、ギャグも豊富で堪能したとのこと。
私も楽しんだ。
春日部市に中華街があったという強引な設定の中、マサル君がカンフーを習っていて、しんちゃんらも、老師の身内のお姉さんに魅かれて参加を始めるが、そこに、中華街を牛耳ろうとする黒パンダ拉麺軍団が現われる。
黒パンダ拉麺軍団は、麻薬的な美味しさのラーメンで中華街ひいては春日部の人々を中毒にさせ、町を支配しようとしていた。
しんちゃんやお姉さんは、カンフー・ぷにぷに拳を修行し、黒パンダ拉麺軍団に戦いを挑む。
その架空のぷにぷに拳の教えがなかなかよく出来ていて面白かった^^
そして、終盤では思いもよらぬ展開を迎え、続くクライマックスでは、私は思わず感動させられた。
まあ、言っちゃえば、最後、町中の皆がジェンカで一列に繋がり、最後まで拒んでいたラスボスの肩にしんちゃんが両手を乗せて、思わず笑わせて勝つのである。
「ジェンカ」ちゅうのは、「オクラホマミキサー」や「マイムマイム」と並ぶフォークダンスの定番ね^^
今回のラスボスは黒パンダ拉麺軍団ではない。
黒パンダ拉麺軍団を憎むばかりに、「正義」「正義」と固執してしまった人物であり、その新しい町の支配者に春日部市民は息苦しさを覚え、しんちゃんたちがラストバトルを挑む。
凝り固まった「正義」に執着し、それ以上に大事な優しさとか思いやり・事実に現実を蔑ろにしているマスメディアに見せたい作品だった・・・。
(2018/05/01)