Quantcast
Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

[「ババァ、その誇り高きメモリー」の巻!]

$
0
0

☆・・・ここ最近、私は母親を水曜日に<龍泉寺の湯>に連れていくことが多かった。

 が、一週間ほど前から母親は、「来週の水曜日は婦人会のブドウ狩りに行くので龍泉寺に行けないわ」と何度か言っていた。

 私は体の調子が悪いので、先週今週と昼間は家にいた。

 火曜日も、「明日は婦人会のブドウ狩り、今日も婦人会のみんなに念を押されたわ^^」と言っていたのを聞いた。

 さて、昨日の水曜日、私はいつも、用事がない時は、八時半ぐらいまでは寝たり起きたりしている。

 が、ここのとこ調子が悪いので寝てばかりで、寝るのにも飽きていて、08:07に起き、数分グタグタしてから階下の居間に降りた。

 母親は、寝間着で朝のティーと洒落こんでいた。

「ふう。身体も調子よくなってきたよぉ…」と、私は居間の椅子に座り、「ところで、ブドウ狩りの集合は何時だ?」と聞いた。

「・・・、・・・」

 母親は、しばし沈黙した。

 記憶をダウンロードしているのだ。

 そして、「はうあ!!!・・・忘れていた」と叫んだ。。。

 SEKAINOOWARIみたいな表情だった。。。

「何時集合?」

「市役所前に8時半・・・」

 ・・・私がパンツ一丁で車を走らせ、どうにか間に合うのだった・・・。

 母親をツアーバスに乗せた後も、しばらくはバス内の母親の姿を、トラブルないかと観察していた。

 バスの中で、母親は婦人会のリーダーっぽい人に、「心配していたのよぉ!」とかなんか言われていた^^;

                                    (2017/09/28)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

Trending Articles