☆・・・面白かった。
定番の物語を、最新の技術でゴージャスに撮っていた。
7人のサムライたちもヴァラエティ豊かで良かった。
・・・ちょっと気になったのが、「視点の都合のよさ」だ。
クライマックスで、敵がガトリング銃を出してきて、数キロ彼方から、7人たちのいる町に向けて撃ちまくる。
村人を含め、町中の者たちが脅威にさらされる。
なんかおかしい。
町のそこかしこがハチの巣になるのだが、街が機関銃に対し横に存在したら、台座を回すことにより、それもありだろうが、そんな横長の町はないだろうし、遠過ぎて、壁をそこまで破壊できるとも思えず、違和感ありありだった。
反射衛星砲の機関銃版でもない限り、あの万能の攻撃はあり得ない。
また、戦いが終わり、主人公が死んだ仲間を一瞥するのだが、その一人は、塔の中の仕切りの中で倒れているので、下からは見えないはずなのに、一瞥によって確認されたかのような演出がされていた。
映画を見ていると、たまーに、そういった「視点の流れ」の処理がおろそかになっているときがある。
疑似ではあるがリアルを形作る映画にとって、そういった違和感は、たまに作品の致命となる。
(2017/01/31)