☆・・・映画の日なので、それ程そそらなかったけど、観に行った。
とはいっても、ウッチャンには才能は感じていて、似たタイプの劇団ひとりに、映画界では先行されているイメージがあり、比較的 同年代の私は「ウッチャン頑張れ!」の気持ちはあった。
さて、見たら、面白かった^^
子供のころ、何をやっても一等賞の金メダル男は、そんな状況に酔いしれ、神童と呼ばれていたが、中学生の頃から、その栄光にブレーキがかかり始めた。
でも、一番であることの欲望にはあらがえず、その奮闘の様が「変わり者」的な目で見られつつ中高を過ごすも、恋愛も友情も不器用にこなしていく。
が、上京すれば、彼の個性は、個性的な連中の中では、青春と埋もれてしまう。
彼は一念発起し、世界へと飛び出ていく。
が、全ては挫折のうちに消えていく・・・、のだが・・・。
痛い物語である、が、主人公は常に懸命だ。
これは、ウッチャン版「フォレストガンプ」であり、その小ネタの密度は宮藤官九郎なみで、ウッチャン、主人公の半生記に全てを出し切った感があった。
もっとも、また異なる作品テーマが生まれれば、更なる全てを出し切れるのだろう。
出演陣は、『シン・ゴジラ』なみに豪華である。
女優陣は、可愛いのが乱れうちで出てくる。
私の一番のお気に入りは、『君の名は。』の超ヒットで波に乗っている上白石萌歌で、スク水姿をカメラはかなり丹念に撮ってくれていた^^(注!・・・間違え、「君の名は。」は上白石萌音で、萌歌は妹でした!)
惜しむらくは、物語で語られる奮闘エピソードの数々がインパクトありすぎて、エンディングのエピソードがクライマックスに感じられず、サラッと終わってしまう点だ。
(2016/11/01)