☆・・・マンガ『デスノート』は、やはり傑作だと思うし、アニメもドラマも注目作であった。
その続編を作るというのは大変だったと思う。
見終えて、かなり原作を研究しての脚本だと感心した。
「デスノート」世界を形成するポイントが、いいレベルで散りばめられていた。
しかし、同じことはしている訳でもなく、換骨奪胎し、状況を変えて、更に幾つかの、クライマックスでのどんでん返しを行なっていた。
世界的な名探偵エルは奇矯な性格であったが、その「奇矯さ」を新エルは継承していたが、同じ継承の仕方はしていない。
今回はチンピラ風味であった^^;
対する新生キラは、不可思議な折り紙を作るという手癖を持っている。
生真面目な刑事は堅実に捜査を続ける。
この三人が主軸となり、複数の死神たちも個性を際立たせるし、マンガ史において強烈な印象を残した美少女ミサミサも、前作ドラマの戸田恵梨香が、10年を経つつも頑張って演じていた。
惜しいのが、エルにあんまし「切れ者」が感じられなかったのと、
原作にあった、何とも言えない非現実的な大胆さと、それをリアリティをもって見せる繊細さがなかった点かな。
ちなみに、私は、「デスノート」のマンガが完結した時、ネット上で、「デスノート・第三部」を書いたことがある。
それは、5つのデスノートが人間界に落ち、それを手に入れた5人のデスノート所有者が「殺人オリンピック」を繰り広げるという内容でした^^;
(2016/10/31)