☆・・・実は、3/10は、うちの店の開店記念日で、今年は3周年記念である。
私は、この三年間、一日たりとも休んだことがなく、また、いつも真っ当な黒字経営で、ひと月たりとも赤字営業がないということは誇れることだと思っている。
また、店のコンセプトやフォーマットも、開店当初から全く変えておらず、変える必要性がなく、これは多分に、店のアイディアを考えた弟の指向が、最初から完璧だったことを意味し、やはり、自慢できる。
なんか、業態をコロッコロ、コロッコロ変え続けるお店があるが、それまでのお客さんを蔑ろにする愚かな行為だと思う。
それまでのやり方を拡張していくほうが、あなたの店にとってはいいんだよ、と言いたい。
だけども、特に3周年記念のイベントはしていない。
お客さんは来るなら来る、来ないならば来ないでいい、それが今のうちの実力だから、人間だもの、と言うのが、ここ数年のうちのスタンスだ。
この間、若社長と話していて、「トロッポさんには、電話やメールで、『来てくれ』と呼ばれるようなことがないね^^ まあ、俺は、プロシュートが好きだから来ちゃうんだけど^^」と言われた。
基本、私は、お客さんを呼んだりはしない。
店があり、そこの料理なりお酒、店の雰囲気、店主の面白さ、と言う直接的な来店欲求以外での、義務的・強制的な来店を良しとしないからだ。
私の考え方としては、例えば、どんなに支払いの大きい金持ちでも、それが店への「お情け」的な雰囲気を感じたときは、なるべく距離を置く。
私、なかなか偏屈なプライドを、開店当初から持っている^^;
どうしても、「お金はお金」とは思えない、お金にも種類があるのだ。
まあ、いわゆる「俗(ぞく)」との折り合いは、たびたびつけなくてはならないのだが・・・。
さて、昨夜は、開店するとすぐに飛び込み家族宴会が入った。
息子さんの大学合格祝いだ。
その息子さん、ちょいと進学が危ぶまれていたのだが、最終的には決まった!
スプマンテがポンポン空き! ああ、めでてぇなぁ!!
家族の妹、可愛えなぁ!!^^;
続いて、とある男性が来た。
この方が打ち明け話をしてきた。
曰く、うちの店に数年前によく出入りしていた女性と関係を持って、自分ではつきあったと思ったんだけど、すぐに数日後、拒絶されたと言うのだ。
正直、この男性は不細工だった。
私は、思った。
「あの女、イケメン好きだと思っていたが、こんな不細工な男と、よくもまあ・・・」と、私は唖然とした。
でも、面白いので、話のネタにはなるな、と思った^^;
いや、その女性を、私は親友だと思っていたのだが、ちょいと素行が悪く、結果として、店には来なくなった。
私も、その人と二人の時、ちょいと怪しい雰囲気が醸された時があったが、私は、どうにかこうにかやんわりとその場を離脱した^^;
もし、私がその時、関係を持ってしまったら、トロッポは3周年を迎えられなかっただろう、くわばらくわばら^^;
私もガールフレンドが出来て、ハッシーもガールフレンドが出来て、ハイボーラー嬢もボーイフレンドが出来て、うちの店は恋の季節に突入だッ!!!
シィシィ嬢が来た。
この人だけが3周年を覚えて来てくれた^^;
じっくりと話した。
過去の面白い話を聞けた。
私は、シィシィには、ずーっと、なんか自分に似てる、妙な共感があるのだが、その理由が分かった。
簡単に言うと、「常識はちゃんとあるけど、異常な事象(人・事件)への理解が深い性格」と言うことであろう。
私などは、異常な事象を目の前にすると、「うへーっ!!」と叫ぶが、顔が嬉しそうなのである^^;
シィシィは、異常な事象を、「なんか変だよね」と笑顔で語る^^
ちょっとアプローチが違うが、異常な事象を楽しむ感性は一緒!!
そこへ、福生有数の異常事象者・ツン氏が来店した。
私とシィシィは、満面の笑顔でツン氏を歓待する。
ツン氏も、日頃から愛に飢えているので、大喜び。
3人で、スプマンテを数本 空けるのだった!!
そして、3周年の夜は更けていく・・・。
写真は、最近行った、檜原村「数馬の湯」!!
と、ツン氏が、トロッポ3周年と聞いて慌てて買ってきたコンビニスィーツ!!
(2016/03/11)