☆・・・良かったです。
これ、ディズニー作品だが、ディズニーフィルター(暴力や性描写を排すことによる作品バランスの劣化)は必要としない作風なので良し^^
海難救助隊員の主人公や、パカッと2つに折れたタンカーの船内で救出を待つ乗員のリーダーなどがヒーロー然としていなくて普通のイケメンで、それが、諦めずに苦難に立ち向かったり、生き残るための知恵を絞っていく姿が良かった。
・・・「普通のイケメン」てのは変な表現だが、劇的なスーパーヒーローではないってこと。
その辺のあんちゃんが、職務に忠実に、その中での激しいアクシデントに対処していくさまは共感できる。
序盤、1950年代の若者の恋愛が描かれ、それが主人公夫婦の馴れ初めで、その夫婦愛が、何十年後かに大きな海難事故で試されるのだなと思っていたら、その1950年代の作中現在のまま、主人公がまだまだ不器用な若者のままに、事件に直面していかなくてはならないことに、私は驚いた^^
結構、その彼女が、主人公を死地に赴かせた指揮官に文句を言いに行ったりと妙に派手に動く。
同僚に、「普通の隊員の連れ合いはそんなことはしない」とか呆れられる。
電話交換手が仕事なのだが、その途中で彼氏に連絡したりなどもあって、彼氏が職務に忠実なのに対し、彼女は恋愛感情に忠実だ。
その彼女のスタンドプレイがやや気になるのだが、クライマックスで、その愛が生きてくるので良しとしましょう^^
(2016/03/01)