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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[世に棲む日々・4]

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☆・・・日曜日は、お店が午後一時からで、その前に腹ごしらえをする。
 なんか、今朝、急に「一人焼肉」が恥ずかしくなって来たのだが、大きいお店の「あかべこ」ならば入りやすいので行く。
 カルビ定食と特上レバ焼きとメガハイボールでやる。
 写真を見てもらえばわかるように、カルビの差しの入り方が無敵だ^^
 が、食い終えても物足りない。...
 カルビクッパも頼む。
 「あかべこ」では初オーダーだ。
 これもうまかった。
 味の加減が絶妙!

 ホロ酔いで店に・・・。
 だが、店は暇だった。
 私は、ずーっと階段の陰で寝てた。
 階段の凸凹に合わせて身体をベストフィットにするのもうまくなった、ベストヒットUSA!
 ああ、俺って、こんなに眠れるのか・・・、と思うくらい、寝て起きて寝て起きた。
 もうとっくに暗くなっているのにお客さんは来なくて、「ああ、俺なんか、所詮はこんなもんだ! それで良し!」と、さらにふて寝しようと思ったけど、さすがにもう眠れず、レンタルマンガしていた『ライヤーゲーム』も最後まで読み終えて、続いて、中古で購入していたDVD『007:美しき獲物たち』を見始めたら、女性のお客さんたちが来てくれて、更に、イケメンのショウ太クンが来た。
 女性たちはテーブル席で話していたので、私は、いつもの通り、ショウ太クンと世間話をしていた。
「昨夜 来たお客さんは、ショウ太クンの○○社(福生の超優良企業)の社長の近くに住んでいるんだってよ」
「ああ、社長は、この辺に住んでいるんですよ^^」
すると、それを小耳に挟んだ女性グループの一人がショウ太クンに話しかけてきた。
「えっ? ○○社なんですか?」
「はい^^」
「私もよ・・・」
「えーっ!」
「本社?」
「いえ、羽村支社です。でも、本社にも頻繁に行きますよ」
「私、●●と言います」
「ええ、お珍しい苗字なので、本社に行ったとき、出勤表の名前で見覚えがありますよ^^」
「そうですか^^」
 けして両者とも頻繁に来店するわけではない。
 しかし、この暇な日に、偶然に出会うのである。

 それが、うちの店のクオリティってやつだッッ!!!^^v

 で、ひとしきり友好を深めてから、女性グループは帰った。
 女性グループの中には、ショウ太クンと同じ会社の女性の娘もいた。
 その娘さんも、もう仕事をしている年齢だ。
 つまり、ショウ太クンと同じ会社の女性は、なかなかの年齢だったのだ。
「でも、美人でしたね^^」とショウ太クン。
「だったね^^」と私。
「恋できますよね^^」
「いや・・・」と私。「うちの店は、本当に、美魔女のお客さんは多くて、『ああ、この人に甘えたら楽しいだろうなぁ』と思うこと、すごく多いんだよ。でもね、男たるもの、楽に甘んじてたらいかんのですよ! 男たるもの、常に厳しい道を突き進むべきなんですよ!」
「て、ことは?」
「・・・そう、男たるもの、美少女道にまい進すべきなんだ!」
「おお! 僕も、その『ビショウジョドー』に入れるんでしょうか? てゆーか、弟子にしてもらえますか?」
「おう! なんぞ断ることができようか? では、詳しく説明しよう^^」
「ありがとうございます^^ ・・・、・・・では、お会計、お願いします」
「・・・えっ!?」
「お会計、お願いします!」
「えっ? あ、ああ、2480円になります」・・・。
「では、ごちそうさまでした(^-^)」
「え、ええっ、ありがとうございました」

                  (2015/08/23)


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