☆・・・あんまし観る気なく、評判も芳しくないようだったが、いざ観てみると、なかなか面白かった。
おそらく浅田次郎の原作は描き込みが充分だったのだろうけど、それを充分に描くには圧倒的に尺が短く、内容の説明不足が甚だしかった。
パリのツアーのコメディパートと、かつてのルイ14世の幼少時のパートが語られるが、説明不足のため、そのテーマ的な乖離が激しい。
コメディパートも、まじめな人がお笑いにチャレンジしてみましたって感じで笑えない。
そんな中、予告編では一番ネックと思われた水谷豊の演技が、現在の作家・北白川役と、過去のグランシェフ(市村正親に似ていた)役と、一番に面白く、楽しんだ。...
幼きルイ14世の決断は、話が説明不足なので唐突なのだが、「脳内補完」をフルにし、「さぞかし、幼くしての、その決断、色々と考えた末なのだろう」と、私は感動することにした^^;
なんか、「レ・ミゼラブル」みたいな歌も流れていたし^^;
(2015/05/09)