☆・・・『寄生獣:完結篇』観てきました。
前篇がテレビで放送されたそうで、かなり残酷描写がカットされまくっていたそうですが、今作もかなり強烈です。
しかも、寄生獣よりも、殺人鬼の人間の行為のほうが酷かった。
殺人鬼は新井浩文が演じていますが、この人、プライベートでも職質が頻繁なようです^^;
そして、前篇であれほど猛威をふるった寄生獣が、今度は人間に狩られる側となり、そこに、生物として寄生獣、そして人間の存在の哲学的な悲哀が浮かび上がってきていました。...
特に、人間を喰わずにおけないが、さりとて、人間の営みを理解し始めた寄生獣・田宮良子(深津絵里)の苦悩ならざる苦悩は、深津絵里の演技を含めて非常に良かった。
最初は、その寄生獣としての無感情の様子がキモかったのだが、そこに感情移入をさせるまでに、作り手が物語を構築したのは見事と言えた。
このスプラッタな物語では、主人公の脳を乗っ取れず右手に寄生した「ミギー」の個性がユーモラスであることが、作品を「陽」に導いたなぁと思う。
それと、「あまちゃん」三人娘(能年玲奈・有村架純・橋本愛)のうちの橋本(←私の好みではない)がヒロインを演じるのだが、ラブシーンあります^^;
もちろん、胸とか映らないのですが、なんか、主人公・新一を受け入れて喘ぎ声とかを出すとか、かなり踏み込んだ描写です。
が、原作では意味あるシーンですが、今作ではちょいと取ってつけた感がありました^^;
(2015/04/29)