☆・・・ここにきて、時代の中での「野球」を題材にした作品が3作品 公開されている。
『バンクーバーの朝日』に続いての鑑賞。
台湾と言う小さな国の作品なのに、邦画よりもパワフルで、現実感を出すために使われているだろうCGなどにも粗がなく感心した。
夏の甲子園を主催している朝日新聞の協力がなくては出来なかっただろうけど、朝日新聞臭がほとんどないのも良かった。
台湾の弱小野球部が、日本人の監督を迎えて大会を甲子園目指し勝ち進んでいく物語。...
台湾の灌漑に大きく貢献した八田與一の偉業と絡めて描いたり、作中現在の1944年からさかのぼって語る流れと見せかけて、それも物語終盤に組み込みつつ、やはり甲子園決勝戦を厳然とクライマックスにもってくる構成も見事。
甲子園に来てから、ライバル校の一人を、また、もう一人の主役ともして、そこから物語を語る視点も斬新だった。
決勝戦は、血染めのボールネタは、『巨人の星』っぽかった^^
毎度毎度の言いぐさで申し訳ないが、主演の永瀬正敏の娘役の少女と幼女は可愛かったっス!
(2015/01/28)