☆・・・小林よしのりは、何か主張したとき、その具体例の中で示される対象が、ほぼ必ず、全く正反対の結果に至ることで有名だ。
最近では、STAP細胞における小保方さんへの100%依存の擁護で、浅はかさを露呈した。
AKBにも、有権者にも裏切られ続けている。
・・・紅白における、カウントダウンライブの中継時の桑田佳祐、その安倍政権を批判したかのようなパフォーマンスが、ネット上で話題になった。
私は、「えっ? 桑田佳祐って、こんなにも短絡的だっけ・・・」と、なんか、森進一が「おふくろさん」を歌うにあたって付け加えていた前口上を、頑なに拒否した末期の川内康範を見るかのような「老い」を感じた。
で、最近、速報性めかして、よく考えることなく、それを自分の意見としてネットで主張する小林よしのりが、あまりにも思慮なく、このような更新をしていた。
《・・・個人サイトにも書いたが、NHK紅白の桑田佳祐がカッコ良すぎた。安倍晋三が見に来たコンサートで皮肉を言ったという噂は聞いたが、権力者へのゴマすりじゃなかろうなと思っていたわしが間違いだった。昨日は紅白の歌の後も安倍政権をdisっていたというから、本気なのだろう。普段、平和平和と歌っていても、いざとなったら権力に媚びるようでは、サイテーのクズに成り下がる。こういう時にこそ反骨精神を発揮するのが、本物のロックンローラーだ。素直に凄いと褒めたい。・・・》
ここで、小林よしのりが使っている語彙は、ほぼネットのコピペである^^;
(予備知識)・・・小林よしのりは、「自分の上位に存在するのは天皇陛下のみ」と言う思考で、それがあたかも「吉原御免状」ででもあるかのように、そこ(天皇陛下)さえ押さえておけば何を言ってもオッケー! とばかりに、ヘイトスピーチをし続けている。
さて、そして、小林よしのりは、後に知ることになる。
そのカウントダウンライブにおいて、桑田佳祐が、先に陛下より受けた紫綬褒章をお尻のポケットから取りだし、その前には、授与の時の天皇陛下の様子を面白おかしく真似、取り出した紫綬褒章を「8000円からどうだ?」とオークション紛いのセリフを発したという。
・・・小林よしのりは、これまた、あまりにもの羞恥でスルーするだろう(陛下を揶揄されたことに対しての怒りではなく、自分が恥をかかされたことに対しての羞恥・・・)。
よくも考えずに、自分の「感情」に都合のいいものをネットで拾うと、このような恥をかくことになる・・・。
まあ、私は、天皇陛下を敬いつつも、三遊亭圓歌が歌奴時代(1967年)に、昭和天皇の前で御前公演したときの噺をゲラゲラ笑いながら聞く者ではあるが、この桑田佳祐の短絡的なパターンは、ちょいと違うな・・・。
(2015/01/04)