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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『グリーン・ランタン(3D)』を観た]

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☆これは直球のヒーロー映画でしたね^^

 楽しかった。

 低予算で作られたら目もあてられなかったのでしょうが、まあ、今じゃそんなことは絶対にないのでしょうが、主役の<グリーン・ランタン>のコスチュームからして着衣(タイツ)ではなく、流麗なるかなCGでゴッテリと盛ってくれているので、とても格好いい。

 次期地球圏のヒーローに選ばれたハル・ジョーダンは、才能溢れた青年だが、観ている者が共感(理解)できる範囲の苦悩も持っている。

 しかし、至って陽性だ。

 その生き方は、その容姿も含めて、ラブコメ作品の、恋のかませ犬であるライバルのようなタイプだった^^;

 しかも、彼、やや、斜視だよね^^;

 ヒロインは、大人顔のベッピンさんでした。

 かような、ちょっとした顔のしわも魅力的に見える女性はいいね^^

    

 だが、めまぐるしい展開の中で、主人公がそんな性格だからこそ、こちらも「さもありなん」と許容できるのかも知れない。

 一度は、ヒーローになることも拒否するのだが、その理由もネガティブの割には悩まず即決なのである^^;

   ◇

 余談だが、少年ジャンプの編集者の書いた本を読んでいたら、こんな風に誌名をほめられたことがあったそうだ。

 ジャンプって名前は、マガジンやサンデー、チャンピオンやキングのように、ナンバー1と言うか決定版の名前じゃなくて、その先がある…、発展の余地のある名前でいいね、と・・・。

 私は、この「グリーン・ランタン」と言うヒーロー名と言うか(実際には組織名か)…、を、そのネーミングだけで発展途上のヒーローのイメージに変換したが、それによって、かなり、作品自体を大目に見られたので、非常に楽しめた。

 そもそも、ハル・ジョーダンは、宇宙を守るヒーロー組織<グリーン・ランタン>の、未熟な新人の一人に過ぎない。

 ある意味、決定版の名を持つ<スーパーマン>以上の能力さえ持っているのだが、組織内では、ヒヨッコに過ぎないのだ。

 それって、非常に面白い。

 「オンリー1」じゃないのだ。

 <グリーン・ランタン>メンバーは、宇宙を3600に分割した分だけのメンバーがいて、それぞれが、それぞれの惑星の知的生命体の姿をしていて、それだけでも斬新だ。

 その本部の惑星<オア>には、何やら長い歴史があり、そこには相応の文明がある。

 その「何やら」は、作品に多少なりとも深みを与えてくれていて、このヒーローをありきたりにはしていない。

 ・・・私は、この作品を見ていて、非常に『ウルトラマン』シリーズ(しかも、後期)に似ていると思った。

 いや、「パクり」「パクられ」の話をしようとしているのではない(ならば、「グリーン・ランタン」のほうがはるかに古い)。

 惑星オアが「光の国」を髣髴とさせるし、「グリーン・ランタン」メンバーはウルトラ兄弟みたいだ。

 力の継承は、光る球体によって為されるし・・・(この作品では赤ではなく緑^^)。

 さしずめ、新参者として特訓させられつつ信用されないハルの姿は、モロボシダンにしごかれるレオのようだった。

 つまり、私にとって、この作品は「緑のコスチュームのウルトラマン」なのだ。

 道理で、親しみやすい訳だ^^

                                                    (2011/09/11)

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