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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[(緊急)バカか…、小林よしのりの「反原発」主張]

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☆これから、『グリーンランタン』のレイトショーを見に行くのだが、その前に、取り急ぎ書いておく。

 ここでは、「脱原発」が間違っていると言ってるのではない。

 小林よしのりの「脱原発」論旨はおかしいぞと言っている。

 朝、「2ちゃんねる」の、この記事を読んで、「メチャクチャだな」と思った。

   ◇

 【原発事故】 小林よしのり氏「左翼=脱原発、右翼=原発推進は思考停止。本来は、保守こそが脱原発を主導するべき」

   1 :うしうしタイフーンφ ★:2011/09/10(土) 15:44:13.47 ID:???0

★小林よしのり氏「左翼=脱原発、右翼=原発推進は思考停止」
 「保守政治家」を自認する野田佳彦・新首相が誕生した。野田氏は原発再稼働に積極的だと言われているが、「リベラル」「左翼」と評された菅政権と何が変わるのか。
 べストセラー『国防論』の著者・小林よしのり氏は、原発問題についてこう語る。
   * * *
 保守派はすぐに、サヨクは「脱原発=反核」で、保守は「原発推進=核保有」だと色分けするが、思考停止している証拠だ。
 そもそも技術への信仰とは進歩主義の思想であり、進歩主義を疑うのが保守のはず。
 本来は、保守こそが脱原発を主導するべきなのだ。
 また、保守派は原発を持つことが潜在的な核抑止力になっていると嘯くが、むしろ原発の保有によって
常にIAEA(国際原子力機関)の査察を受け、アメリカの統制下で絶対に核保有できないようになっているのが現状である。
 核兵器が必要であるなら、そういったまやかしを止め、脱原発と核保有をセットで進めるべきだとわしは考える。
 原発を廃止すると同時に、NPT(核拡散防止条約)から脱退して核兵器保有を宣言する。
 それこそ、日本が真の独立国となる道筋ではないか。
 ※週刊ポスト2011年9月16・23日号 http://www.news-postseven.com/archives/20110910_30373.html
 前スレ http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1315618801/

   ◇

 文章の全てがおかしい。

 先ず、最初の「べストセラー『国防論』」の前置きだが、この本、売れてないじゃん・・・^^;

 ・・・次に、「保守派はすぐに、サヨクは「脱原発=反核」で、保守は「原発推進=核保有」だと色分けするが、思考停止している証拠だ。」についてだが、それは、小林よしのりと左翼の頭の中だけでの定義であることは、読んでいけば分かって貰えよう。

 で、

   >>「そもそも技術への信仰とは進歩主義の思想であり、進歩主義を疑うのが保守のはず。」

 ここが一番酷い!

 この人、「進歩」と「進歩主義」の区別がついてない!

 本義での「進歩」を認めない保守派などはいない。

 若干、<磐南総研>と言う、奇矯な保守派の爺様たちに媚び諂う若手の集団(もう彼らも若くないが…。ちなみに、私は40歳にして異常な若さを保っている^^)が「縄文保守」として、旧石器時代の生活に戻る運動をしているが、

 ごく真っ当な保守派は、「進歩」の恩恵をありがたく享受している。

 ただ保守派は、「進歩」の名を掲げた、異常な人格を持つ集団たちを嫌悪し、認めないだけだ。

 左翼は、常に、本来は素晴らしい意味を持つ言葉の数々を貶める。

 「進歩」、「自由」、「平等」、「権利」・・・。

 それらに過剰な意味・運動を付加し、言葉に異常性を宿す。

 よって、

 続く、

   >>そもそも技術への信仰とは進歩主義の思想であり、進歩主義を疑うのが保守のはず。

 は、前提が間違いであるが故に、間違い・・・。

 保守派は、「伝統」指向一辺倒であるわけではない。

 私は10年前から言っているが、

 保守とは「理想と現実のバランス」であり、「リスクを受ける思想」なのである。

 科学をないがしろになどは出来ない。

 保守派は原理主義ではないのである。

 可能性は常に模索している。

   >>本来は、保守こそが脱原発を主導するべきなのだ。

 それに伴う原子力エネルギーの可能性を捨て去ることなどは、保守は絶対に出来ない!

 代替エネルギーさえないのに、左翼が言っているのは、民主党の子供手当ての「財源(埋蔵金w)」と同じだぞ!

   >>また、保守派は原発を持つことが潜在的な核抑止力になっていると嘯くが、

 「原発は潜在的な抑止力」とのたまっている人は知らないが、この小林よしのりのように、「原発=核」と短絡的に考える人にとっては、抑止力足り得るだろう。

 そもそも、それを別個に考えられたから、原発は造られ続けてきたのだ。

 だから、私の見方では、小林よしのりの、「原発=核」の考え方が不思議でしょうがない。

 この考え方が、両者の区別をつけられず、多くの風評被害を生んでいるのだろう。

   >>むしろ原発の保有によって常にIAEA(国際原子力機関)の査察を受け、
     アメリカの統制下で絶対に核保有できないようになっているのが現状である。

 だから、私には、いきなりのアメリカ批判が文章の流れとして理解できない・・・。

 つまり、じゃあ、核保有しろといっているのだろうが、それは現実的には非常に難しいし、

 ずいぶんとお気楽に言ってくれているので、

 「じゃあ、あんた、すぐに取り掛かれ!」と言いたい。

   >>核兵器が必要であるなら、そういったまやかしを止め、脱原発と核保有をセットで進めるべきだとわしは考える。
     原発を廃止すると同時に、NPT(核拡散防止条約)から脱退して核兵器保有を宣言する。
     それこそ、日本が真の独立国となる道筋ではないか。

 沖縄で、保守派の教科書を採択することさえ難しい段階に、随分と威勢良いことを言うものだ。

 一歩一歩前に進んでいる者たちに、

 ずいぶんとお気楽に言ってくれているので、

 「じゃあ、あんた、すぐに取り掛かれ!」と言いたい。

 私には、原発のある国であることよりも、核保有国であることのほうが、(それでも私は認めるが)たとえ必要悪であっても、日本(人)の環境に与える「悪い影響」は遥かに高いと考えるよ。

 てゆーか、この人の主張、都合が良過ぎる。

 都合のいい解釈で、都合のいい結論をダダ漏れさせ過ぎている。

   ◇

 小林よしのりに、お勧めの本があるよ。

 「進歩」と「伝統」のせめぎあいを、創作の中で見事に描ききった作品だ。

 『ONE PIECE』の<空島篇>だ。

ONE PIECE 31 (ジャンプ・コミックス)尾田 栄一郎集英社

 熟読せよ!!!

                                                    (2011/09/10)

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