☆・・・昨日と言うか、今日の未明(午前3時ごろ^^;)は、お客さんとして来ていた、電気のエキスパートたちと、原発談義をした。
私以外は、思想的にはノンポリながらも、おおむね、原子力発電賛成の立場の者が集まった。
私は、原発に関する、いつもの最終的な希望を言った。
「人類が原子力・放射能を克服する意思を失った時、人類の進化は終わってしまうと思うのです。絶対に、日本に、一つでいいから原子炉を残してほしいのです。私はメタンハイドレートに賭けていますが、それでも、原子力は残してほしい」
すると・・・、
「大丈夫です。閉鎖されたトコもありますが、京都大学や近畿大学に実験炉がありますよ」。
「・・・ん? となると、そこも、反対派が危惧するテロの標的になる可能性があるんですね」
「実験炉は分からないけど、普通の原発は、ジェット機が突っ込んでも壊れない設計になっています」
「なら、なんで福島はあんなことに?」
「あれは、ポンプを地下に置いたからですね。水浸しになって機能しなかったんです。もう、あのような作りはなくなるでしょう」
「ふーむ(でも、ポンプにテロがあったら大変だな・・・)」
「電力に安定供給と言う言葉がありますよね?」
「はい」
「あれは、おそらく、皆が思っている意味の他に、もう一つの意味があるんですよ」
「・・・皆が思っているというのは、家庭や事業所に、常に電力を送ることができる体制のことですよね?」
「ええ。では、答える前に、もう一つ質問させて。モノづくり日本の『モノづくり』って何なんでしょう?」
「伝統工芸?」
「それもそうだけど、それとは別に、もう一個でませんか?」
「・・・、・・・分かった! 精密機器ですね?^^」
「そう! ・・・その精密機器を作るにおいて、強弱のブレのない『安定』した電力の『供給』が必要なのに、水力・風力・火力などでは、それが難しいってことなんです・・・」
「ん?」
「・・・精密機器を製造するにあたっては、供給される電力が、ずっと一定でなければならないんです。水力・火力・風力では、どんなに慎重にしても、波があるんですよ」
「つまり、電力が足りなかったり、掛かり過ぎだったりは、精密機器の製造によろしくないと」
「そう、日本の精密機器が発展してきたのは、この数十年の原発の存在あってとも言えます」
「ふむふむ。その話 聞けただけでも、この時間(午前3時)に開店している甲斐があります^^」
「つまり、原子力に依る電気じゃないと、精密機器を作ることが難しいんですね?」
「はい。火力などは、かなり安定できているんですけど、あまりにも非効率的です」
「地球喫緊の危機のCO₂を排出し続ける問題がありますね」
「そうですね、また、原子力が、エアコンのガスのように、ある程度までは繰り返し利用できるのに対し、火力発電は、何と言いますか、部屋を冷やすのに、毎回、大きな氷を買ってきて、部屋を冷やし、溶けたらまた買ってきてを繰り返しているようなものなんです」
「その例え、いいっスね^^」
「・・・電力会社のメンタリティや、政治家の原発利権の問題など山積みですが、それをクリアーし、原子力はもっともっと発展されるべきです」
「放射能と、良かれ悪しかれ人間の感情は別ですからね」
(2014/09/14)