☆・・・なんか、佐世保の事件とか、新潟の連続婦女暴行殺人事件とか、救いようのない事件が起こってしまっているが、小林よしのりは、岡山の小学女児連れ去り事件に拘っている。
何故か?
簡単である。
私が書いた小林よしのり批判に、かなり心をグサリとやられたようで、私は自分を「ロリコン」と言っているので、そこを突いているつもりらしい^^;
なんか、部屋にべたべたと美少女ポスターを貼っている人は「異常者」で、そういう人を岡山の犯人に結びつけたいらしい。
結びつけることによって、私にダメージを与えているつもりらしい。
小林よしのりが、私のブログを見ているはずなんかない、と御思いの方もいるだろう。
でもね、私の文章は、あるレベルの人間までは、ピンポイントで届くのである。
それは、私のこれまでの文章での活動で証明できる。
学者、言論者、記者、中堅アイドル、中レベル域の政治家・・・、ああ、映画監督もいた。
世の中のクリエイターは孤独な作業の中で、良くも悪くも他人との関わりを求めているようだ。
枚挙にゃ暇がないぞ。
私は、第一次安倍内閣の時に、安倍内閣直属のネット工作員(^^;)として東京地検に告訴されたこともある。
もちろん不起訴である。
だが、私の言葉が、社会の核心の中央にまで届いているだろう・届いていると思われているだろうことが証明された一例ではある。
私は、私の言葉は、金正日(当時)に届く可能性さえあるかも知れないと、そこをピンポイントに衝いた言論活動をしていたつもりだが、さすがにあそこまでは無理なようだった^^;
話を戻すが、小林よしのりが、やたらとその事件をがなる理由についての、私の主張は、共感に至らずも、理解はしていただけたであろう。
◇
小林よしのりが、ロリコンと犯罪者を、かように結びつけたいのは分かるが、だが、私を含め、世のロリコンの大多数は、犯罪者ではないのである。
犯罪者でないものを犯罪者扱いするのは、あまりにもの乱暴な言動である。
犯罪を犯すか否かでは、天と地の開きがある。
私など、お母さん公認で、少女や幼女と遊ぶことが非常に多い。
キティちゃんを可愛がるみたいなものだ。
キティちゃんに性愛を向ける者はいないだろう・・・^^;(いや、私は、例えば、「キティちゃんエロ小説書いてくれ」と乞われれば、それでも注文に応えるにやぶさかではないが・・・^^;)
さて、この小林よしのりの言動がまたおかしいのである。
自分はAKBファンとして、「ロリコン」のそしりを受けるが、自分の著作の中で、それについてはちゃんと語っているので「ロリコン」ではない、などとほざいているのだ。
何やら、簡単に言うと、その視線は、少女たちの未来を願う親御さんの視点だというのだ。
私などは、AKBのなんか煮染めたような面のメンバーを「少女」と呼ぶのに抵抗があるのだが・・・。
しかし、おい! その視点が、本来のロリコンの視点なんだよ!!!
・・・いや、「ロリコン」の語源の小説「ロリータ」の誕生の経緯を考えると、「少女性愛」の側面があるが、ここでは、「少女愛」的な意味で、「ロリコン」と言う言葉を使わせていただく。
小林・・・、こいつ、本当にバカじゃあなかろうか?
自分がAKBメンバーについて語った表現の数々こそが、それこそ、「少女愛」を越えた「少女性愛」のレベルに到達していることがわからないのだろうか?
自分が子供全般について興味を持ち続けるならば、なぜ、「ジャニーズ」については熱烈に語らないのか?
まあ、そうしたらそうしたで、「YOU! やっちゃったね!?」と言われるだろうほどの、メンバーへの執拗な描写の数々だ。
ストーカー並みの執着だ。
大島優子に対しては、明らかに性愛の対象として見ていることを公言しているし(まあ、大島はおばさんなのでいいけど^^;)、多くのメンバーに性的なスキャンダルで裏切られ続け、最近の小林の推しメンの行きつく先が、一番のロリータ指向のまゆゆ(正式な名前を知らない^^;)である始末。
私など、あんな萌えキャラみたいのを好きになることは、余りのステレオタイプのロリコン趣味に、かえって避けちゃうんだけどね。
◇
さて、数々の、未だ若い中でのAKBメンバーの性的なスキャンダルの数々について、小林は、憤慨するどころか、「俺は守る」とばかりに、メンバー擁護の言動を繰り返す。
その帰結が、「日本には古来から、おおらかな性への許容文化がある」と言うものだった。
だから、アイドルとしてのAKBメンバーの性的なふしだらさを見逃すべきだ、と言うのだ。
それもそれで、現代にはそぐわないおかしな主張だが、しかし・・・。
今回の岡山の事件については、全く反対の主張をする。
ごくごく普通に、その犯人を糾弾するのだ。
それはもっともであるが、
小林は、それからさらに、犯人が好んでいたアニメ美少女から、そのアニメ美少女ファンまでをも、犯罪者扱いしはじめるのだ。
そもそも、小林よしのりは、美少女アニメとロリコンエロ漫画の区別がついてない節もある(と書くと、後から理屈を付け足すだろうが・・・)。
いや、現実のAKBの「少女」らへ、不気味で執拗な愛情を向ける小林よしのりと、アニメの美少女のファン、どちらが危ないタイプなのだろうか?
統計学的にも、紐解く時も必要とせず、現実の女の子への歪んだ感情を持っている男のほうが、アニメファンの男よりも犯罪率は高いだろう。
because アニメファンには、ロリコン漫画と言う性欲の捌け口がある(それを悪と言うならば、世界中から性風俗を消し去って欲しい!)。
・・・話を戻すが、「日本古来の性愛の形」を語ってAKBを擁護したのなら、「日本古来の性愛の形」を持って、小林よしのりは、岡山の49歳の犯罪者も、擁護しなくてはならない理屈になるのである。
日本には、古来から、幼少時に、他の男のもとへ嫁ぐ「伝統」があるっ! とか、ゴーマンをかましてほしいものである^^;
◇
そもそも、小林は、アニメと切っても切れない関係にあるマンガの作家である。
自分の主張が、どんなに乱暴な意見か分かっていない。
ブーメラン現象の極みである・・・。
だいたいが、小林は、これまでの作品で、何度も「萌えキャラ」風にチャレンジしているのである。
が、彼にはそれを書くには画風の古さがある。
出来ないから、嫉妬で、美少女アニメが嫌いだなどと呟くのだ。
しかし、「萌え」の語源である裕木奈江を礼賛していた時期もあり、「萌え」への渇望はとてつもなく大きいようだ。
◇
マンガなどでも、多くの事件が起こってきた。
最近では、『デスノート』に絡む世界的な影響事件などがあったね。
いわゆる、「ネトウヨ」の誕生は、小林のエピゴーネンの誕生に寄る・・・、と大きく語り出したのは、ズバリ、私である。
誰もが薄々と感じていたことに、私がまず、「王様は裸だ!!!」と言ったのだ。
それまで、「在特会」「ネトウヨ」糾弾をしていた小林よしのりは、それを指摘され、しばらく黙っていた。
が、今度は、『「在特会」「ネトウヨ」の発生は、ワシの影響があると聞き、ワシはほくそ笑んでいる・・・』などと書いている。
このあたりの、言葉のレトリックの駆使は、見苦しくも見事である^^;
しかし、『デスノート』の影響ほどあからさまでなくても、小林よしのりがほくそ笑んで喜んでいる「在特会」や「ネトウヨ」の為している行いの結果は、看過できないものがある。
ほくそ笑んで喜んで、お茶を濁す事態ではない!
今回の岡山の事件の被害少女は、命に別条はない。
対して、新潟では、多くの被害女性が殺害されている。
だからと言って、どちらが悲惨とは私は言わない。
命を奪われなくても、悲劇がその被害者の人生すべてを支配することもある。
だが、殊更に、新潟や佐世保の事件よりも、岡山の事件について語り続けることが、広域言論者の正しい言論活動とは思わない。
例え、それが、自分の個人的な強迫観念の結果だとしても!
故に、マンガが現実に与えた影響として、仮に『デスノート』か、『ゴーマニズム宣言』か、の問題視されるべき高低は簡単には決まらない。
だが、小林よしのりが、ほくそ笑んでいられる事態ではない。
まあ、私は、この類の犯罪は、あくまでも、表現の受容者の問題でもあると考えている。
マンガが、犯罪者遺伝子を持つ者に与える影響の帰結に、「児童ポルノ禁止法」がある。
これについては、表現の自由の問題などがあり、反対派が多い。
私は、このような禁止法もやむなしだろうと、ずーっと言い続けている。
精神的に未熟な者は、児童ポルノを見て、自分の中だけで処理できないだろうと思われるからだ。
さて、小林よしのりである。
自分ではこの法律の是非を決めかねていると言いつつ、数年前は、反対の意見をずーっと言い続けていたのだ。
が、今は、どちらかと言うと、児ポ法賛成に傾いているのが分かる。
たかだか、岡山の事例一つで、コロリと考えを変えているのだ。
繰り返すが、小林は、美少女アニメと児童ポルノ(ロリコン漫画)の区別がついていない・・・。
とかく、小林は、その場の感情ひとつで、主張をコロコロ変える。
私のブログのコメント欄で、どなたかが「小林の、AKBファンでありながらの、AKB批判はなかなか出来ることじゃない」などと言っていたが、
小林が、何かAKBの性愛スキャンダルがあったあとの言動をタイムリーに並べていくと、威勢のいい批判→懐柔→媚び諂い・・・、と段階を踏んで、結局、裏切られても裏切られても、AKBと言う「少女たち」の「少女的な魅力」から逃れられない小林よしのりの気持ち悪すぎる姿が浮かび上がってくるのである。
岡山の49歳にもなって、部屋に美少女アニメのポスターを隙間なく貼ってあったことも異常ではあるが、
公(おおやけ)の中で、言葉を蔑ろに、論理を地に貶めつつ、下卑た感情で周囲に実害を伴う臭い息をまき散らす小林よしのりの異常性には、誰もが呆れるしかない・・・。
(2014/08/01)