☆・・・我慢できなくて、また観た。
うん、やっぱ、面白い^^v
批判している方もいるが、「うは、そんな観点で見たら、物語と言うもの自体を否定していることになるじゃん。なんで、リアルな物語の致命的な矛盾については許して、エンターテイメントの荒唐無稽さは批判するのよ。その間違った以上のダブルスタンダードな意見には、誰も同意しないよ^^;」などと思うのだ(苦笑い)。
冗談でツッコミ入れていると思ったら、本気で怒っていたという「笑いながら怒る人」みたいな滑稽さがある^^;
ちなみに、私の好きな「ゴジラ」シリーズは、日本の最新の技術でエンターテイメントに徹した『ゴジラ ファイナルウォーズ』である。
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ゴジラが、ガップリと敵と組み合う「VSビオランテ」も好きだ。
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また、私は、エメリッヒ版の『ゴジラ』も楽しんだ口だ。
あれは、ストーリーの冒頭で、ゴジラに遭遇した人が、映画『ゴジラ』を知っていて、巨大な爬虫類に「ゴジラ」とニックネームを付けたと解釈すると、物語全体に合点がいくのだ。
ゴジラ松井に対し、「ゴジラに似ても似つかない・・・」と言う人もいないだろ?
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で、今回の『ゴジラ』だが、私が感動したのは、
あくまでも『ゴジラ(1954)』しか見たことないような半可通に対し、
ちゃんと、「ゴジラ」シリーズを全てを通して、あまつさえ「ガメラ」シリーズさえも包括した作品作りをしていたからだ。
「ゴジラ」には、長い長い、敵対怪獣との「対」や「VS」のシリーズがあるのである。
人類の味方の歴史があるのである。
『ゴジラ(1954)』ばかり神格化してどうする?
『ウルトラセブン』厨みたいだぜ。
また、核に代表される社会問題についての浅さについて言及するやつの多くが、「対ヘドラ」を礼賛したりもするが、おい、「ヘドラ」を見直してみろよ、大したことないぞ^^;
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当時の特撮技術のちゃちさもあるし・・・。
今回のゴジラは、そんなゴジラのバトルの歴史・人類の味方の歴史を、蔑ろにしてない。
蔑ろにしてないからこそ、能天気な点もある。
が、しかも、ちゃんとゴジラの脅威を描いている。
素晴らしいのである。
この映画文法ならば、世界で最も美しい怪獣である「キングギドラ」が続編で出せるのである!!
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最新の技術は、ゴジラの尻尾、それ自体が超強烈な一撃に成り得ることを示してくれている。
ムートー♂が一発で伸されるシーンのリアリティたるや、たまらんものがある。
ビルに叩きつけられて、ビルから剥がれ落ちるムートーの身体に、破片が刺さっている姿なんて、もう鳥肌もんだ^^
多分、女を連れて、もう一回観に行くと思う^^
(2014/07/27)