Quantcast
Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

[映画『マレフィセント』を観た(寸評)]

$
0
0

☆・・・『アナと雪の女王』でノリノリのディズニーが送るは、「新解釈(笑)」の「眠れる森の美女」!!

 悪の女王でしかなかったマレフィセントが実は・・・、と言う物語。

 おお! かような視点をすれば、この世界、まだまだ物語の鉱脈はザックザクだよ! と思いつつ、期待しての鑑賞。

 ヒトラーなんかも、英雄に描けないこともなし・・・^^;

 さて、作品の一言感想としては、「なかなか面白いけど、解せない点もある」だ。

 最初こそは、「眠れる森の美女」に即して、人間側からは悪に見えるだろう物語が展開し、

 簡略化されてはいるが、妖精の女王・マレフィセントの生い立ちが、成長段階の、それぞれ美しい子役たちとともに描かれる。

 それは、人間界、オーロラ姫のほうも同じで、成長段階の、それぞれ美しい子役たちとともに描かれる。

 肝心の完成体マレフィセント、完成体オーロラ姫が、それぞれ、尖っているアンジェリーナ・ジョリーと、メイクがおてもやんみたいなエル・ファニングで、なんか、あんまし魅力がない。

 私が良かったと思うのが、マレフィセントの、幼いオーロラに嫌悪の言葉を向けつつも、なんだかんだと陰ながら世話をし続ける姿だ。

 これは、ツンデレ個性に付随する、定番でもあろうし、微笑ましい思いをさせられた。

 だが、中盤から、オーロラとマレフィセントの接触が密になり(オーロラを妖精界に誘うマレフィセント)、どうにも、「眠れる森の美女」の話から逸脱し始め、

 最終局面に至っては、「47RONIN」を彷彿とさせる(^^;)アクションが、無駄に長くも炸裂し、悪の属性だったとはいえ、オーロラの父親であった王を死に至らしめるは、なんか違和感があった。

 てゆーか、後半の作りが、かなりぞんざいであった。

 しかし、「アナ雪」に続いて、恋愛の破たんが描かれ、プリンセスの「真実の愛のキス」が男との間に成立しないことが語られたのは、偶然か、それとも深いわけがあってのことなのか?

                                             (2014/06/05)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3482

Trending Articles