☆・・・『MONSTERZ』
目で人を操ることのできる男(万能傀儡子)と、人間で唯一、その超能力に掛からない、異常に回復力の高い男(万能STAP野郎)が、全編これ、ひたすらに闘い続ける物語。
面白いんだけど、面白くないという、不思議な映画だった。
人を操る能力が、先ずは、対象の人間たちの動きを止めるのだが、それが、時間を止める「ジョジョ」のディオの能力みたく面白いし、その能力者(藤原竜也)が、わりとせこい展開で追い詰められていくのが『デスノート』っぽくもあった。
だが、その中で、周囲に気づかず、黙々と引っ越しバイトの作業を続けている主人公(山田孝之)の姿がシュールであり間抜けであった。
「タイマン勝負」と「妙にせこい展開」「シュールさ」「間抜けさ」で、全編が溢れた作品であった。
韓国の映画のリメイクだそうだが、あちらの作品って「お姉キャラみたいの」が好きだよね。
また、山田孝之の顔が、ちょいと黒くて、韓国人ぽく見えたよ^^;
◇
・・・『万能鑑定士Q モナリザの瞳』
こりゃ、なかなか面白かった!
なんでも鑑定する「万能鑑定士」のゆえんが、最初から小さなネタで開陳されていくのだが、見ているこちらが感心するような手際である。
演じる綾瀬はるかは、どうあってもそうは見えないんだけど、展開の手際の良さで、そのある意味ミスマッチさえも味方につけて、つかみはオッケー!^^
で、万能と言いつも、物語は、鑑定につきものの美術界に入っていき、ルーブル&モナ・リザと言う美術界二大ビッグネームへと話が進んでいく。
モナ・リザの真贋にかかわる問題を、綾瀬やそのライバルとなる女性を、ルーブルは信頼できる者へと育てていくのだが、そこでは、「お前ら、悠長なことをしてないで、なんで自分らでやらん!」と言う疑問が起こりつつも、そうしないと話が進まないので、楽しむ^^
他にも、変な点は多々あれども、Qの活躍をCGでのイメージ的な画面処理で見せてくれて、その勢いで魅せてくれるのだ^^
だが、その順風満帆だった万能鑑定士Qは、途中で一敗地に塗らされる(マミらされる^^;←わかる人だけわかって!)。
そこを助けるのが、彼女を追い続ける記者(松坂桃李)で、彼女は、現場に舞い戻り、自分を追い詰めた者・社会を惑わす者と対決するのだ。
幾つかのどんでん返しも意外で、「おおーっ!」と感心されつつ、見終えるのだった。
しかし、松坂桃李も韓国顔やなぁ・・・。
(2014/06/12)