☆私は、中央線上りの車中の中、タブレットで、アイドルグループ「フェアリーズ」について調べるのだった。
齢45歳の初夏だった。
後楽園遊園地のラクーア広場で行われる、フェアリーズの新曲披露&握手会のイベントに赴くのだった。
職場の若い同僚に誘われて、これまで、何度か声をかけられては断っていたので、今回は参加したのだ。
「ミドランさんは、アイドル好きなんですか?」
「アイドル好きだよ、でも、もっと若い子が好き」
「ん?」
「もっと若い子が好き!!」
と答えていたのだが、アイドルのイベントに誘われた。
ネットで調べたフェアリーズは、6人のメンバーそれぞれが、美しく完成されていた。
メチャ綺麗だった。
みんな、「いい女」なのである。
そして、私は予感した。
今は、みんな、同じ顔にしか見えないけど、イベントが終われば、それぞれの区別がつき、自分の「推しメン」も決まるんだろうなぁ。
私は、胸をわくわくさせて、四谷で総武線に乗り換えて、母校のある市谷を通り過ぎて、水道橋に向かうのだった・・・。
こ、これは・・・、ま、まさに、妖精さん・・・。
(続く 2015/06/01)