☆近所のバーのマスター・熊さんがうちの店に来て、困ったような顔して、「Sさんがこんなことを言っていたよう^^;」と話しはじめてくれた。
Sさんは、うちの店の常連でもあるが、この界隈の問題児で、色んな仰天エピソードがあるのだが、それはおいおい語っていく。
私 「なんて言ってたんですか?」
熊さん 「ミドランさんが、色んな女のお客さんと、店の2階で逢い引きしているって」
私 「えーっ^^」と笑ってしまった。
熊さん 「例えば、市役所の公務員さんとか、スナック○○のママさんとか、美容師さんとか、優さんの彼女とかを連れ込んで、閉店と同時に、夜は女と2階に引きこもっている、と声高に言い回っているんだよ」
私 「うへっ! 凄い妄想ですね。確かに、皆さん、いいお客さんですけど・・・」
熊さん 「Sさん、『私は、店の2階に上がって確かめようと思っているのですよ!!』とも言ってました」
私 「なんでですか・・・?^^;」
熊さん 「Sさんが言うには、『その権利がある』とのことです」
私 「権利って・・・^^;」
熊さん 「わかりません。だから、私も言ったんですよ、ミドランさんが、自分の店の2階で何しようが関係ないでしょ! って。そしたら、『なんでですか?』と、さも心外とばかりに逆に聞かれてしまって。『ミドランさんの店を、○○屋のようにしてもいいんですかッ!』って」
・・・「○○屋」とは、以前にも書きましたが、店主が、店に彼女を連れ込んで、ガラス張りの店の中で人目をはばからずイチャついていて、お客さんのいないときに、その店舗2階からは喘ぎ声が聞こえてくるといった状況で、客を激減させている店だ。
私 「はあ・・・^^;」
熊さん 「で、私は、○○屋さんは、2階を客室として開放してるけど、ミドランさんのとこは、2階は開放してないでしょ。Sさんが、そんな強気で、上に入っていける筋合いにないでしょ? と言ったんですよ」
私 「そしたら、どうでしたか?」
熊さん 「『そうでしょうか?』と不満そうでした^^; 『私は、お店の2階を、そんなハレンチな場所にするのは許せませんね』と・・・」
私 「・・・あの人(Sさん)は、相変わらずですね、根も葉もない凄い妄想です。まあ、熊さんも知ってると思いますが、この店の2階は、人も住めますが、私は家を持っているので通いです。2階を客席として開放したいのですが、私は、お客さんへのサービスが行き届かなくなるので、2階を客席とはしませんし、出来ません。しかも、金がないので、2階にはエアコンもつけておらず、畳の部屋に、1階に置けない巨大な冷凍庫が、殺風景な中にポツンと置いてあるだけですよ・・・」
熊さん 「・・・あの人にとっては、自分の妄想こそが正しいので、2階を見せないことには、妄想を語り続けますよ・・・!」
私 「いや、熊さん、こう言ってください。『・・・いや、昨日、ミドランさんのとこの2階に上がったんだけど、凄いね。完全防音にしてあって、部屋の中がラブホテルのような内装になっていて、巨大なダブルベッドが部屋の中央にデン! と置かれていて、ベッドサイドの棚には、各種おとなのおもちゃが所狭しと並べられていましたよ。Sさんのお気に入りのあの子も、きっと、あの部屋に連れ込まれているのでしょうね」と・・・」
熊さん 「おっ、それ面白いね^^ それでいきましょう!」
(2014/04/11)