☆・・・私が手塚治虫のマンガを500冊くらい(初版を)持っているのは有名な話だが、藤子不二雄作品も負けずに持っている。
特に、今となっては、なかなかレアな「藤子不二雄ランド(中央公論社)」をかなりの数 持っている。
これは、中表紙に、例えば「ドラえもん」ならば、ドラえもんのセル画が付いていて、古本屋などで、「藤子不二雄ランド」を見つけても、そのセル画が取られていたりして、ちゃんとした正本で手に入れるのはやや難しい。
が、最近、ブックオフで、セル画付きの比較的きれいな『プロゴルファー猿』が、安いコーナー、100円で三冊も売られていた。
購入した。
いちお、言っておくと、復刻版の「藤子不二雄Ⓐランド(復刊ドットコム)」の『プロゴルファー猿』ではない、『プロゴルファー猿』は比較的手に入れやすい作品だが、ちゃんと中央公論社版だ。
私は、どちらかと言うと、藤子・F・不二雄のほうが好きなのだが、藤子不二雄Ⓐの入魂の作品は、爆発力があるのは分かっているし(『少年時代』、『まんが道』など)、不気味系の作品でもトラウマ名作がある(『魔太郎が来る』、『ブラック商会変奇郎』など)。
更に、知らない人のために言っておくと、藤子不二雄は、ずーっと藤本弘と安孫子素雄の二人が同名義コンビでやっていたのだが、いつしかそれぞれの作品を作り、途中(1987年)から、別名義に分かれたのだ。
別れた直後は、藤本は、藤子不二雄Ⓕを名乗っていて、すぐに藤子・F・不二雄に変えたのだが、私としては、藤子不二雄Ⓕ名義の作品は貴重なのではないかと勝手に思っている。
さて、藤子不二雄Ⓐの『プロゴルファー猿』だが、初めてちゃんと読んだのだが、非常に面白かった。
新プロゴルファー猿 1~最新巻 [マーケットプレイス コミックセット]藤子 不二雄中央公論社
荒唐無稽なゴルフのイメージだったのだが、そのゴルフを描くに重要なメンタル面を含め、また、かなり現実の物理法則にのっとり、大自然の中での、奇矯な男たちが死闘を繰り広げる熱血ゴルフマンガになっていた。
40年前の作品である。
しかし、ちゃんと、『ドカベン』などにも負けない勝負の面白さが描かれていた。
ちょっと買い集めようと思った^^;
・・・しかし、このキャラクターは、アニメ版では、どう処理されていたのだろうか?
(2014/03/13)