☆面白かった作品は、何度か見て、その面白さを追求します^^
二日連続で観に行きました。
うん、やはり面白い! 傑作!!
どうやら、ネット上の他の人の感想を読んでいると、この作品は、宇宙の美しくも残酷な描写がキモだったらしい。
私は、それは当然の前提事項だと思っていたので、そうは見ずに、とにかくストーリーとアクションの面白さを堪能していた。
・・・ヒューストンと交信の取れなくなった主人公らは、とりあえず、「一方通信」として言葉を発し、漂流の回避計画を、本部の許可の返信なしに進めていく。
これは、主人公ライアンが、作中を通し、事故で亡くなった娘に、「一方的な想い」を発信し続けるのと同じである。
ライアンは、死んだ相棒を思い出す中で、天国で会うだろう娘へ「愛している」と伝えてくれと頼む。
現在進行形である。
死んだ娘に、その愛を過去形ではなく伝えるのである。
娘は、遠く離れてはいるが、存在している、と。
私は、そこに泣いた。
また、それは、ライアンが、この災厄から生還する意思表示でもあり、「過酷な運命を与えてきた宇宙への宣戦布告」でもあり、私はそこに、スタローン的な精神を感じ、初期のマクレーン的な切羽詰まった状況を見、この作品のエンターテイメントとしてのツボがちゃんと押さえられていることを知るのだ。
私は生きる! と。
◇
・・・吹替え版で顕著だが、「ダメダメダメダメ!」とライアンが状況に対し連呼するシーンがあるが、私は、ディオの「無駄無駄無駄無駄!」を思い出させられた^^;
・・・ライアンの生へのあがきは、無駄ではなかった。
(2013/12/16)