☆・・・『47RONIN』
なんとも言えない『忠臣蔵』のファンタジー化作品。
菊地凛子が、へドリアン女王みたいだった。
何とも言えない作品ながら、唯一、大石内蔵助の奥さん・リクを演じる國元なつきが出てくるシーンだけが、いかにも日本人の顔ながら、その幸薄そうな表情が、私の心を捉え、酒を飲んでいて酔いも手伝い、涙腺が緩んだ。
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・・・『くじけないで』
観るつもりなかったのだが、時間の都合の関係で見たら、小品ながらも、なかなかの傑作振りに、ボロボロ泣いた。
八千草薫が上品で温和で丸くて可愛かった。
救いようのないような不肖の息子が、それを演じる武田鉄也の名演技で、作品を暗黒の深みに導いていた。
見逃さないで良かった!
(2013/12/06)