☆時間があったので、全くの予備知識なく見た。
かつてはアメリカ代表やイタリアリーグ所属として鳴らしたサッカー選手であった主人公(ジェラルド・バトラー)だが、引退後はパッとせず、離婚し、なかなか安定した稼ぎができず、ただ、週に一度の息子との面会や、そのサッカー教室を眺めるのを楽しみにしていた。
スポーツ感動物かなと思いきや、なんか陽性の『レスラー』にも思え、『がんばれベアーズ』に落ち着きそうでいて、『モテキ』が混じりつつ、定番とも言える「寄りを戻す物語」へと流れていく。
特筆なのが、ウルヴァリンと双璧の男くさいジェラルド・バトラーの「モテキ」を彩る美女たちである。
非常に豪華なのである。
ジェシカ・ビール
ユマ・サーマン
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
そして、大好きな「優しげな垂れ目」のジュディ・グリアだ。
それぞれが、写真以上に可愛くて、楽しかった。
で、今の私にグッと来たのが、この作品の「好きな気持ちを大事にする」ことだ。
ジェラルド・バトラーは、上記の女性たちと、そこここで、まあ、やむを得ぬのだが関係を持つ。
別れた妻も、数年の息子を交えた同棲生活を経て、結婚しようとしていた。
が、終幕は、二人の「好きな気持ち」が大事にされて、結果、寄りを戻す。
若い頃ならば、「なんだよ、好きに自由恋愛してきて、最後は『愛』かよ!」と文句も言ったことだろうが、
私も年齢を経て、そんな「大人の気持ち」が問題なく許せるようになった・・・。
(2013/08/21)