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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『ワイルド・スピード EURO MISSION』を観た(寸評)]

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☆う〜ん、このシリーズ、短いタームで続編が作られるけど、おざなりじゃない、創意を凝らされたパワーアップを繰り返している。

 面白い。

 車好き・いいオンナ好きにはたまらない映画なんだろうけど、私は、車は移動手段・いいオンナよりも美少女、の考え方なのだが、

 主にカーチェイスの、荒唐無稽ともいえるアクションシーンが、こちらの感覚や理屈にガッチリとはまってたまらなく面白い。

 ちゃんと、身体をビクビクさせてくれる。

 その辺が「GIジョー」と決定的に違う。

 先ほど、「こちらの感覚や理屈」と書いたが、その「理屈」とは、主に、前作の「超重い、銀行の金庫ごと牽引強奪」に始まる、その重量感描写だ。

 今回も、戦車に対しての引きずられる車の重みや、飛び立とうとする車にぶら下がる車の軽さなど、なんとも、その慣性の法則や遠心力、それが生み出す重力などが、映画的なリアルで表現されていて、実に爽快だ。

 この「回転重力のアクション」は、映画において、ありそうであんましない。

 今、パッと思い出すには、『エヴァ:破』での、冒頭の「水飲み鳥」のようなシトの振り子の様な首の動き、『エヴァ:Q』での、ブンターが遭遇する「でんでん太鼓」みたいなアクションシーン、ヒッチコックの『見知らぬ乗客(だったかな)』のメリーゴランドアクション、安彦良和監督の『ヴィナス戦記』の採掘機みたいのの動きなど、多少は列記できるほどの、記憶に残るアクション描写だ。

 見ていて心地よいアクションなのだが、それをうまく使いこなせて作品に反映できる作り手は少ないようだ。

 「ワイルド・スピード」シリーズでは、この先も、「回転重力のアクション」は使われていくだろう。

 それが、このシリーズを「回転重力」で人気牽引させているのだから。

 ・・・しかし、このシリーズ、ハゲ(坊主)野郎が当然のように幅を利かせているね。

 次作にも、新たなハゲが登場するみたいだし・・・^^;

                                              (2013/07/13)

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