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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『L.A.ギャング ストーリー』を観た(寸評)]

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☆・・・こりゃ、思っていた雰囲気と異なるタイプの作品で、それはそれで楽しかった。

 私はてっきり、もうちょい「アメリカ史の暗部を描いた硬質の作品」てなのを予想して、

 ちょっと、気楽に観るには重いかな…、「ラストスタンド」のほうが良かったかな…、などと思っていたのだが、

 アメリカの、ギャングの横行した時代のイメージをかいつまんだ、かなり豪快にエンターテイメントに徹した作品だったので、心おきなく楽しんだ^^

 冒頭から、ジョシュ・ブローリン演じる無骨で苦みばしったはみだし刑事が、垢抜けない女性を娼館に拉致したギャングたちのもとに単身乗り込み、コテンパンにする。

 スタローン映画みたいだ^^

 このジョシュ・ブローリンの容貌こそが、この、大衆活劇な物語を、ギャング時代のハードボイルドな作品イメージに引き寄せてくれている。

 物語は、あまりにも、ロサンゼルスで横行しているギャング犯罪を憂えた警察本部長が、ギャングのボス ミッキー・コーエンに対し、賄賂で黙認する上層部にも秘密に、対組織暴力班を設立し、戦いを挑む物語。

 変な顔なのだが、今が旬のハンサム ライアン・ゴズリングなどもチームの仲間に、ミッキー・コーエンの情婦に手を出す危険と色っぽさも交える。

 仲間は全部で6人なのだが、正義感の男や、老練な拳銃使い、当時のハイテク野郎と、あたかも「ナバロンの要塞」だ^^

 そして、もう一人、招聘していないはみ出し者も集い、これが、お荷物とは言えないが、「七人の侍」の菊千代を髣髴とさせ、作り手の、エンターテイメント的展開への気配りが行き届いているのが分かる。

 「ゾンビランド」の監督 ルーベン・フライシャーはこの作品で、「アンタッチャブル」レベル(面白いけど深みに欠ける)の作品ならば、いとも簡単に作れることを証明した。

 しかし、セットに金の掛かった作品でしたな^^

 そして、前述の役者や、コーエンを演じたショーン・ペン、まだ若いのに難しい役どころ(ギャングと)を演じたエマ・ストーンと、役者陣の好演も、作品レベルを上げていた。

 最後の、拳銃を投げ捨てた後の、元ボクサーであるミッキーと、ジョシュ・ブローリン演じる<ギャング・スクアッド(対ギャング部隊)>のボクシング対決など、ホント、スタローン映画の文法そのままで最高でしたわ^^v

                                          (2013/05/17)

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