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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』を観た]

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☆色々と忙しく、今日公開の『ザ・マスター』も『ジャックと天空の巨人』も見る目途が立たない。

 空いた3時間では、『プラチナ データ』と、この作品が候補にあがり、一緒にいた女の子に「どっちがいい?」と聞くと、「ドラえもん・・・」と答える。

 ・・・、・・・それはそれで可愛くて、ペアデイでもあり、二人2000円を払って館内へ。

 この作品は、主題歌をパフュームが歌っており、それがなかなか、「らしくなくて」いい歌で、私はつられてこの作品にも興味が起きていた。

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 幾つかの野心的な試みが見られる。

 先ずは、今回の作品における「エコロジー臭」の排除だ。

 エコは、ジブリやポケモンで充分。

 でも、それは今作だけで、藤子・F・不二雄生誕80周年の次作では復活するだろう。

 まあ、なんか、核融合炉みたいな存在は出てきて、深読みすれば、原発反対みたいだが・・・。

 今作では、完全にひみつ道具で、「夢の世界」を満喫させるような配慮が為されている。

 と言っても、正直、私には物足りなかったかな。

 最初のイメージでは、興味が引かれたのだが、いざ、見てみると、こんな演出しかなかろう・・・、てなものだった。

 やっぱ、物語と有機的な結合を果たしていてこその「ひみつ道具」だ。

 でも、「どこでもドア」のプロトタイプ(巨大!)なんて良かったね。

 客席の子供たちはメチャ喜んでいた^^

 次に、ひみつ道具博物館という閉鎖空間を舞台にしているのは、作品でも珍しいことだろう。

 その中にひそかに住んでいる怪盗DXや怪人の秘密の隠し部屋なども、描きようによっては「カリオストロの城」「ナカトミビル」みたく描けそうだが、それはなかった。

 子供相手だからしょうがない。

 ドラえもんが盗まれた鈴の代わりに付けている首のアクセサリーが場面ごとに変わったり、

 のび太のシャーロックホームズの扮装や、怪盗DXのコスプレ、小さくなっちゃったジャイアンやスネ夫の、それゆえの活躍など、伏線の張り方も見事で、

 ゲストヒロインの女の子の今風の性格も、藤子Fにはない風味だ。

 物語は、ミステリー風でありながらも、封印されたガードロボットの伏線も良くて、最終的にはアクション的な見せ場もある。

 私は、泣かせどころは、なんか不定形マスコット生物の、暴走した核融合炉みたいな太陽への「自分の命と引き替えでの沈静(台風のフー子みたいな)」にあると思ったのだが、

 それは外れて、

 出会った頃のダメダメなのび太が、呆れていたドラえもんに初めて「根性」を見せたときのエピソードを絡ませていた。

 私には物足りなかったけど、かなり凝った物語ではあった。

 ああ、一緒に行った女の子は、終盤 泣いていました^^

                                          (2013/03/22)

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