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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[「ヱヴァンゲリヲン:Q」覚え書き(3:「破」と「Q」・その1 サントラ)]

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☆昨日で、近所のワーナーマイカル系(日の出・武蔵村山)の『新劇場版 ヱヴァンゲリヲン:Q』の公開が終わってしまった。

 何でだろ? まだまだ稼げるだろうに。

 さて、『ヱヴァ:Q』のサントラ、段々と聞き込んで味わいが感じられてきた^^

Shiro SAGISU Music from“EVANGELION 3.0サントラキングレコード

 昨日のFM NACK5『ファンキー・フライデー』のアルバムTOP20で、このサントラがランクインしてて、あの渚クンのピアノ曲が掛けられたのだが、バイト作業しながら、町の空を見上げながら聞く『Quatre Mains (a quatre mains) =3EM16=』は、なんか青い空の雲の中からシトが荘厳に降りて来そうでなんとも鳥肌が立った。

 さて、『ヱヴァ:破』と、『ヱヴァ:Q』のサウンドトラックの、それぞれの「ディスク1」と「ディスク2」の関係性についてだが、もう少し書いておく。

 以下のようだ。

 どちらも、基本、物語に沿った曲順である。

     

     

 私が何をいいたいかと言いますと、『ヱヴァ:破』のほうは、「ディスク2」のほうで、物語の、更なるもう一つの新たな可能性を示していた。

 つまり、「パラレルワールド」でも良いし、「時間ループ」でも良し。

「ああ、ここで宗教色を出す手もあったのか」とか「おお、ここに叙情性を高める曲を入れる作りも構想されていたのね」とか、私に想像させるのである。

 それが、このサントラの構成に表われている。

 しかし、『ヱヴァ:Q』のほうでは、それがされてはいない。

 私、そこまで聴き込んでいないし、映画館にも『破』ほどは行ってないので断言できないが、『Q』のほうは、ディスク1も2も、一部を除いて作中で使われている。

 どうやら、これも厳密ではないが、既存曲のアレンジがディスク2に収められている傾向がある。

 私は、そもそもが、作り手は、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタで、今回の「新劇場版」にオチをつけようと思っていたのでは、と思うのだ。

 だが、それは、この『Q』の製作途中で断念された。

 何故か?

 私は、昨年の3月、震災の間にテレビ放送されていた、極限の「パラレルワールド」「時間ループ」を描いた『魔法少女まどか☆マギカ』の影響があるのだと思う。

 あの作品は、その「時間」の重みを、一人の女の子(ほむら)に一任したことが大きくて、そのインパクトは凄まじかった。

 『ヱヴァ』においては、ほむらの役を渚クンに割り振っていたのだね。

 でも、結果的に、例えば、ミサトさんの豹変なんかにも転用されている。

 あちらもメガヒットしたし、

 テレビシリーズと映画版で、ああまで内容をさき越されたら、『ヱヴァ』としても、方向転換せざるを得なかっただろう。

 そういった曲折が、『Q』のサウンドトラックの構成に感じられる。

 ・・・しかし、「パラレルワールド」「時間ループ」ネタが大オチに使えないとなると・・・、

 ヤツは、また、やるぞ、『まごころを、君に』の後半展開!!!^^;

                                            (2012/12/08)

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