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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[料理修行・3 フリッタ]

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☆今日、帰宅したら、昨日は難問の「トリッパ」を見事に作り上げたのに、弟は、私に休みを与えようともしないで、

「今夜はフリッタを作れ、この野郎!」と『アウトレイジ』のように言ってきた。

 私は、「もう、酒を飲んじゃったから・・・」とやんわりと拒否したのだが、

 弟は、「簡単だから作れるだろう、この野郎! 野菜は切っておいてやる、この野郎!」と言ってくるので、やむを得ず、私は台所に向かう。

 台所には母親がいて、手伝う気満々なのだが、弟が、「兄貴に作らせなくちゃ勉強にならねぇだろ、手を出すな、この野郎!」と一喝していた。

 私は、帰宅して、既にウーロンハイを三杯も飲んでいていい気分だったのだが、頭を切り替えて、料理に専念した。

 ボールに薄力粉・タマゴを水でかき混ぜて、塩を少々入れて溶いた。

 それをやっている間に、植物油にオリーブオイルを足したものを温める。

 弟が切ってきてくれた食材は、スティック上に切ったズッキーニとナス、さつまいもだ。

 本来は少量を几帳面に揚げたいのだが、量が多かったので、温まったアブラの鍋にドボドボっと入れた。

 最初は衣が多過ぎてフリッタと言うよりは「失敗天ぷら」みたいになってしまったのだが、

 衣に水を加えてサラサラにして、本来のフリッタ風になってきた。

 スティック状なので、すぐに揚がり、今回の見てくれはいまいちだが、メチャクチャうまかった。

 甥っ子や姪っ子も、ポテトフライ感覚で、うまいうまい言って食っていた。

 これは、もうちょい大きめにカットして、じっくりと揚げて、油を切り、岩塩をガリガリと挽いて振ってあげたら、最高のメニューになり得るだろう。

 しかも、原価率が低く、お客さんに、安くうまく提供できようぞ!

                                             (2012/11/19)  

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