☆ 『ジョジョの奇妙な冒険 <The Planet Of Carz> ≪4≫』
▽謎の宇宙ゴミ(その4)
<ロッキュー・アイオー>の言葉に、ジャクソンとタケモトの二人は、お互いを見合った。
<ロッキュー>は、この乗員二名の<デリンジャー号>をして、「二人の最強のスタンド使いを<カーズ(目的地)>のもとに送り込めた」と言っているのだ。
目的地の名前からは色々な疑問が浮かぶが、それは置いといて、
先ずは、お互いが<スタンド使い>であったことが問題だ。
「お、お前、スタンド使いだったの・・・ッ!」
だが、ジャクソンが言い終わる前に、タケモトがジャクソンを指差した。
「せ、船長! スタンドを持っていたのですか!^^;」
「おい! 指差すな、失礼だろう! しかし、まあ、お前も、スタンド使いとは・・・。よくもまあ、ぬけぬけと技師とか抜かしやがって^^;」
「せ、船長だって、船長だなんて・・・!」
「いや、スタンド使いで船長になるっておかしいかよ! 普通にあっておかしくなかろう」
「う・・・」とタケモトは口ごもった。「・・・で、でも、水臭いじゃないですか! この仕事に入ってから、準備期間も含めて四ヶ月も一緒だったのに、スタンドのスの字も話さなくて、どういう神経ですか!?」
「おいおい、質問をしているのは俺のほうだぜ! 質問で質問を返すんじゃねーよ! それにスタンド使いであることを隠していたのはお互い様だろうよ」
スタンドとは、パッと聞くと、それだけで無敵のように思えるが、それは普通の人相手の時だけである。
スタンド使い同士の戦いにおいては、戦う相手の「能力」を知っている、それだけでバトル勝率は格段に上がる。
故に、よほどに協力なスタンド能力を持つか、もしくは、バカ以外は、自分のスタンド能力をむやみやたらに公言したりはしない。
まあ、この二人、多額の報酬と、財団の守秘義務の契約には納得し、財団には自分の能力を報告している。
財団は、登録しているスタンド使いの能力を吟味し、今回の作戦に「最強の二人」として、ジャクソンとタケモトを抜擢していた。
それを想うと、タケモトは有頂天になる。
ほわほわ、ほわぁ〜ん・・・。
「おい! おい!」
と、ジャクソンの怒鳴る声。
「・・・、・・・ハイ、ナンデスカー?」とタケモト。
「お前、話している途中で、上の空のかよッ!?」
「は、失礼しました!」
「まあ、いい、お前の能力はどんなんだよ」
「そ、そんな、すぐに手の内は教えられませんよ!」
「チェッ! 俺らは敵同士じゃねーぞ」
「じゃあ、ジャクソン船長から、教えてくださいよ!」
「・・・、・・・ま、まあ、じゃあ、それは作戦書を読んでから言い合おうじゃあねーか!」
実は、書いている私も、まだ、「最強の二人」のスタンドの内容を考えていないのだ!^^;
「はい。・・・じゃあ、スタンドの名前だけでも教えてくださいよ。僕も教えますから、じゃあ、ロッキューさんから名付けられた、僕のスタンドの名前を言いますよ! ・・・<オクトパス・ガーデン>です」
「おほっ! リンゴ・スターかよ。・・・いいよ、名前ぐらいなら、いいか、俺のスタンドの名前は、<イエロー・サブマリン>だ!」
「ちぇっ! 船長もリンゴ・スターじゃん^^;」
(続く 2012/10/08)
▽謎の宇宙ゴミ(その4)
<ロッキュー・アイオー>の言葉に、ジャクソンとタケモトの二人は、お互いを見合った。
<ロッキュー>は、この乗員二名の<デリンジャー号>をして、「二人の最強のスタンド使いを<カーズ(目的地)>のもとに送り込めた」と言っているのだ。
目的地の名前からは色々な疑問が浮かぶが、それは置いといて、
先ずは、お互いが<スタンド使い>であったことが問題だ。
「お、お前、スタンド使いだったの・・・ッ!」
だが、ジャクソンが言い終わる前に、タケモトがジャクソンを指差した。
「せ、船長! スタンドを持っていたのですか!^^;」
「おい! 指差すな、失礼だろう! しかし、まあ、お前も、スタンド使いとは・・・。よくもまあ、ぬけぬけと技師とか抜かしやがって^^;」
「せ、船長だって、船長だなんて・・・!」
「いや、スタンド使いで船長になるっておかしいかよ! 普通にあっておかしくなかろう」
「う・・・」とタケモトは口ごもった。「・・・で、でも、水臭いじゃないですか! この仕事に入ってから、準備期間も含めて四ヶ月も一緒だったのに、スタンドのスの字も話さなくて、どういう神経ですか!?」
「おいおい、質問をしているのは俺のほうだぜ! 質問で質問を返すんじゃねーよ! それにスタンド使いであることを隠していたのはお互い様だろうよ」
スタンドとは、パッと聞くと、それだけで無敵のように思えるが、それは普通の人相手の時だけである。
スタンド使い同士の戦いにおいては、戦う相手の「能力」を知っている、それだけでバトル勝率は格段に上がる。
故に、よほどに協力なスタンド能力を持つか、もしくは、バカ以外は、自分のスタンド能力をむやみやたらに公言したりはしない。
まあ、この二人、多額の報酬と、財団の守秘義務の契約には納得し、財団には自分の能力を報告している。
財団は、登録しているスタンド使いの能力を吟味し、今回の作戦に「最強の二人」として、ジャクソンとタケモトを抜擢していた。
それを想うと、タケモトは有頂天になる。
ほわほわ、ほわぁ〜ん・・・。
「おい! おい!」
と、ジャクソンの怒鳴る声。
「・・・、・・・ハイ、ナンデスカー?」とタケモト。
「お前、話している途中で、上の空のかよッ!?」
「は、失礼しました!」
「まあ、いい、お前の能力はどんなんだよ」
「そ、そんな、すぐに手の内は教えられませんよ!」
「チェッ! 俺らは敵同士じゃねーぞ」
「じゃあ、ジャクソン船長から、教えてくださいよ!」
「・・・、・・・ま、まあ、じゃあ、それは作戦書を読んでから言い合おうじゃあねーか!」
実は、書いている私も、まだ、「最強の二人」のスタンドの内容を考えていないのだ!^^;
「はい。・・・じゃあ、スタンドの名前だけでも教えてくださいよ。僕も教えますから、じゃあ、ロッキューさんから名付けられた、僕のスタンドの名前を言いますよ! ・・・<オクトパス・ガーデン>です」
「おほっ! リンゴ・スターかよ。・・・いいよ、名前ぐらいなら、いいか、俺のスタンドの名前は、<イエロー・サブマリン>だ!」
「ちぇっ! 船長もリンゴ・スターじゃん^^;」
(続く 2012/10/08)