☆昨日、熱が出て、ダウンしました。
稲恭宏博士の言説で、私、ホッとして、張り詰めていたものが解きほぐされ、疲れがドッと溢れ、熱になって出たのだと思います(←自分で言うことじゃない^^;)。
稲恭宏博士においては、来週か再来週の『週刊文春』とか『週刊新潮』でゴシップが載るのは必至だと思われますが、
・・・稲恭宏さん、貴方の主張は日本社会に広く知れ渡り、多くの方を救った・・・、だから、平常心で、これからもかぶいて下さい。
◇
今日はバイトもなく、元々からの、久し振りの完全休日だったのですが、まだまだ体が辛く、映画を3作品くらい見溜めしようと思ったのですが、駄目でした。
いちお、外に出てみたのですが、コンビニで新聞を買うのがやっとでした。
昨夜、ベッドで朦朧としていたとき(昨夜か、本日の未明か分からない)に、かなりの揺れがありましたね。
「この期に及んで、まだ、揺れるのかよ・・・」と、私は夜中に一人呟きました。
今日も、午後の4時39分に地震警告メールが入りました。
私は身構えていたのですが、この時は揺れは感じなかった。
◇
仙台の若鷲さんから、メールが届きました。
忙しいでしょうから、地震後にメール連絡を取り合ってから、連絡しなかったのですが、稲恭宏博士の話は伝えたかった。
そしたら、忙しい中で、わりと長い携帯メールをくれた。
<返信遅れてすみません。
これで安心して野菜を食べられますね。
まさに目からウロコです。
小生の住んでる所は、比較的安全な所で、震災らしい震災は受けておりませんです。
皿が結構割れてしまいましたが、もともと、過剰ぎみに皿がありましたので、今は丁度良い位です。
しかし、あの揺れの大きさと、時間の長さは、かなりビビリました。
幼少の頃体験した、宮城県沖地震の比ではなかった気がします。
唯一困っているのは、ガスが復旧しないので、風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴してる感じです。
小生は今、コンビニで働いておりますので、震災当日から、働き続けております。
真っ暗い中、懐中電灯とお客さんの携帯の電卓で会計をしながら頑張っておりました。
お客さんは皆さん、協力的で、小生、少々ジーンとしてしまいました。
コンビニ本部としては、早く二十四時間営業にしようと、無理難題を言ってきて、今は、大変忙しいです。
ヘトヘトです。
蘭さん、いろいろとお気づかい、ありがとうございます。
蘭さんの住まいの方は、震災はどうだったのですか?
大丈夫でしたか?
ではでは。 >
若鷲さんの働いているコンビニは、仙台駅の直近なんですよね。
私が『伝説のコンビニ』をフィーチャーしているのは、若鷲さんを応援する意味もありました。
『伝説のコンビニ』(←クリック!)
若鷲さんの娘・キューピーちゃんも、「風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴…」していると思うと、メチャ愛しいものよ^^
◇
さて、こうして書いていると、体調の悪さがぶり返しているのだが、もうちょい書く。
私は原発事故風評を考える中で、なんで、多くの国民が、何らかのメディアの言ってることを丸写しし信じてしまうのだろうかと考えてきた。
ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」・・・。
で、色々考えたのが、なんか、安易に言葉を弄している人は、新聞を読んでいないことに気づいた。
いや、私は、新聞礼賛主義者じゃないよ。
でも、先に挙げたメディアよりは、事象の客観性に優れているのと、
ある一定の、事象の根底にある基礎情報が記されていることは、読む者に、独自の観点を生み出させる可能性を排除していないと思うのだ。
「2ちゃんねる」は、各新聞の記事が表題に立てられて議論されているが、基礎知識の記事が付記されることはない。
何よりも、ネット記事に対し、手に持ち、全体を見られる新聞媒体は、人間の情報受容の度合いにおいて比較できない優越があろう(しかし、それは時の流れで変わるかも。人間の視点の進化で)。
例えば、先に挙げたメディアが「択捉産サトイモから基準値の1800倍の放射能」とか見出しに記したとする。
先に挙げたメディアには、その「1800倍」がどのような意味を持つのかの詳細な説明はなく、ただ、見たり読んだりする者が「なんか知らないがヤバイ状況だ」と言う感覚だけは植えつける。
でも、疑問を持つ者もいると思うが、その後に「竹島産サツマイモから基準値の2300倍!」とか「尖閣産タロイモから基準値の3100倍!」とか立て続けに言い募られると、当初の疑問を考える暇もなく、根本ないがしろの情報の渦に飲み込まれる。
だから、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」からだけ情報を得ている人には、素人としても最低限知っておかなくちゃならない基礎知識がない。
で、そのような人は、何度も何度も、煽情記事を「上塗り」されて、なんちゅうか、普通に成長してきた人が真っ当に持っているはずの「情報選択の概念」を喪失しているのだ。
それは、一昨年の衆議院選挙のときの「民主党ブームw」の時のようなものだ。
あの時、「情報選択の概念」を持ち続けている人物たちが、必死で「民主党は危険な政党だぞ!」と言い続けていても、多くの国民が受けている、ワイドショーや週刊ゴシップ誌による「煽情記事の繰り返される上塗り」に抗し切れなかった。
そして、あれから、一年半が経ち、数々の政治的粗相を犯し、そして、今回の大破局を迎えてさえも、民主党支持から抜け出せない人々さえいる。
コロコロ主張を変える人間も最低だが、間違っているのが分かっていてそこに甘んじている人間も最低だ。
稲恭宏博士に限らず、多くの専門家が、今回の福島原発の事故は由々しき問題なれど、その放射能被害はないと言っているのだが、
それこそ、新聞記事からして「間違っているのが分かっていてそこに甘んじている」。
だが、新聞は、ちょっとづつ、観点をずらしていっている。
ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」も、一辺倒ではなくなった。
政府が厄介だ。
「風評被害」に懸念の主張をしつつ、同時に「出荷規制」と言う矛盾を続けている。
◇
それから、全く反対に、原子力や放射能のぶ厚い専門書を読んでいるだけの人も、正常な判断が出来なくなっている。
つまり、極端な原理主義に陥り、今現在起こっている「特殊事例」に全く即応できない、涅槃の言説ばかりを念仏仏教のように唱えることになる。
繰り返すが、私は新聞礼賛主義者じゃない。
各新聞でも、反原発や原発推進派などの思想の違いはある。
だが、最低限の基礎知識と、タイムリーな情報を落ち着いて提供できている新聞を、せめて、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」などと並列に目を通すことは大事だと思う。
そうしないと、人間としての真っ当な観点を喪失する。
(2011/04/03)
稲恭宏博士の言説で、私、ホッとして、張り詰めていたものが解きほぐされ、疲れがドッと溢れ、熱になって出たのだと思います(←自分で言うことじゃない^^;)。
稲恭宏博士においては、来週か再来週の『週刊文春』とか『週刊新潮』でゴシップが載るのは必至だと思われますが、
・・・稲恭宏さん、貴方の主張は日本社会に広く知れ渡り、多くの方を救った・・・、だから、平常心で、これからもかぶいて下さい。
◇
今日はバイトもなく、元々からの、久し振りの完全休日だったのですが、まだまだ体が辛く、映画を3作品くらい見溜めしようと思ったのですが、駄目でした。
いちお、外に出てみたのですが、コンビニで新聞を買うのがやっとでした。
昨夜、ベッドで朦朧としていたとき(昨夜か、本日の未明か分からない)に、かなりの揺れがありましたね。
「この期に及んで、まだ、揺れるのかよ・・・」と、私は夜中に一人呟きました。
今日も、午後の4時39分に地震警告メールが入りました。
私は身構えていたのですが、この時は揺れは感じなかった。
◇
仙台の若鷲さんから、メールが届きました。
忙しいでしょうから、地震後にメール連絡を取り合ってから、連絡しなかったのですが、稲恭宏博士の話は伝えたかった。
そしたら、忙しい中で、わりと長い携帯メールをくれた。
<返信遅れてすみません。
これで安心して野菜を食べられますね。
まさに目からウロコです。
小生の住んでる所は、比較的安全な所で、震災らしい震災は受けておりませんです。
皿が結構割れてしまいましたが、もともと、過剰ぎみに皿がありましたので、今は丁度良い位です。
しかし、あの揺れの大きさと、時間の長さは、かなりビビリました。
幼少の頃体験した、宮城県沖地震の比ではなかった気がします。
唯一困っているのは、ガスが復旧しないので、風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴してる感じです。
小生は今、コンビニで働いておりますので、震災当日から、働き続けております。
真っ暗い中、懐中電灯とお客さんの携帯の電卓で会計をしながら頑張っておりました。
お客さんは皆さん、協力的で、小生、少々ジーンとしてしまいました。
コンビニ本部としては、早く二十四時間営業にしようと、無理難題を言ってきて、今は、大変忙しいです。
ヘトヘトです。
蘭さん、いろいろとお気づかい、ありがとうございます。
蘭さんの住まいの方は、震災はどうだったのですか?
大丈夫でしたか?
ではでは。 >
若鷲さんの働いているコンビニは、仙台駅の直近なんですよね。
私が『伝説のコンビニ』をフィーチャーしているのは、若鷲さんを応援する意味もありました。
『伝説のコンビニ』(←クリック!)
若鷲さんの娘・キューピーちゃんも、「風呂は湯を沸かして湯舟にウッスラと溜めて、入浴…」していると思うと、メチャ愛しいものよ^^
◇
さて、こうして書いていると、体調の悪さがぶり返しているのだが、もうちょい書く。
私は原発事故風評を考える中で、なんで、多くの国民が、何らかのメディアの言ってることを丸写しし信じてしまうのだろうかと考えてきた。
ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」・・・。
で、色々考えたのが、なんか、安易に言葉を弄している人は、新聞を読んでいないことに気づいた。
いや、私は、新聞礼賛主義者じゃないよ。
でも、先に挙げたメディアよりは、事象の客観性に優れているのと、
ある一定の、事象の根底にある基礎情報が記されていることは、読む者に、独自の観点を生み出させる可能性を排除していないと思うのだ。
「2ちゃんねる」は、各新聞の記事が表題に立てられて議論されているが、基礎知識の記事が付記されることはない。
何よりも、ネット記事に対し、手に持ち、全体を見られる新聞媒体は、人間の情報受容の度合いにおいて比較できない優越があろう(しかし、それは時の流れで変わるかも。人間の視点の進化で)。
例えば、先に挙げたメディアが「択捉産サトイモから基準値の1800倍の放射能」とか見出しに記したとする。
先に挙げたメディアには、その「1800倍」がどのような意味を持つのかの詳細な説明はなく、ただ、見たり読んだりする者が「なんか知らないがヤバイ状況だ」と言う感覚だけは植えつける。
でも、疑問を持つ者もいると思うが、その後に「竹島産サツマイモから基準値の2300倍!」とか「尖閣産タロイモから基準値の3100倍!」とか立て続けに言い募られると、当初の疑問を考える暇もなく、根本ないがしろの情報の渦に飲み込まれる。
だから、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」からだけ情報を得ている人には、素人としても最低限知っておかなくちゃならない基礎知識がない。
で、そのような人は、何度も何度も、煽情記事を「上塗り」されて、なんちゅうか、普通に成長してきた人が真っ当に持っているはずの「情報選択の概念」を喪失しているのだ。
それは、一昨年の衆議院選挙のときの「民主党ブームw」の時のようなものだ。
あの時、「情報選択の概念」を持ち続けている人物たちが、必死で「民主党は危険な政党だぞ!」と言い続けていても、多くの国民が受けている、ワイドショーや週刊ゴシップ誌による「煽情記事の繰り返される上塗り」に抗し切れなかった。
そして、あれから、一年半が経ち、数々の政治的粗相を犯し、そして、今回の大破局を迎えてさえも、民主党支持から抜け出せない人々さえいる。
コロコロ主張を変える人間も最低だが、間違っているのが分かっていてそこに甘んじている人間も最低だ。
稲恭宏博士に限らず、多くの専門家が、今回の福島原発の事故は由々しき問題なれど、その放射能被害はないと言っているのだが、
それこそ、新聞記事からして「間違っているのが分かっていてそこに甘んじている」。
だが、新聞は、ちょっとづつ、観点をずらしていっている。
ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」も、一辺倒ではなくなった。
政府が厄介だ。
「風評被害」に懸念の主張をしつつ、同時に「出荷規制」と言う矛盾を続けている。
◇
それから、全く反対に、原子力や放射能のぶ厚い専門書を読んでいるだけの人も、正常な判断が出来なくなっている。
つまり、極端な原理主義に陥り、今現在起こっている「特殊事例」に全く即応できない、涅槃の言説ばかりを念仏仏教のように唱えることになる。
繰り返すが、私は新聞礼賛主義者じゃない。
各新聞でも、反原発や原発推進派などの思想の違いはある。
だが、最低限の基礎知識と、タイムリーな情報を落ち着いて提供できている新聞を、せめて、ワイドショーや週刊ゴシップ誌、「2ちゃんねる」などと並列に目を通すことは大事だと思う。
そうしないと、人間としての真っ当な観点を喪失する。
(2011/04/03)