☆実は、『愛と誠』の三観目にチャレンジしようと思ったんだけど、時間が合わず、こちらを見ました^^
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予告編で、大体の話の流れも、結末も分かっていた。
・・・戦争中、おそらく戦死したらしい同軍兵士の落としたと思われる美しい女性の写真に、精神的にも、そして、自分自身の感じ方の上では「物理的」にも助けられ…、そして、帰国できたと考えていた元海兵隊員 ローガン。
そのピュアな性格を持つローガンが、帰還できたお礼を言いたいのか、それとも、その美しさに魅かれるものがあるのか、自分でも分からない状態で、その写真の女性に会いにいくというプロローグ。
なんか訝しいものを感じつつも、ケンネルを営業していた女 べスは、ローガンを雇う。
ローガンは、自分がここに来た理由をべスにちゃんと伝えたいのだが、うまい具合に話せないままに時は流れていき、
ベスの祖母や息子と交流を深めていき、ローガンの寡黙な男らしさにべスも恋心を抱き始める。
しかし、それをやっかむ、べスの元夫で、地域の有力者の息子キースがいた。
キースは、2人の関係に嫉妬し、関係を終わらせようとする、・・・さて、と言う物語。
話が分かっているのに楽しめるのは、大きな要因としては、演技陣のうまさと、うまい具合にはまるセリフと、キースのステロタイプの悪玉像であろう。
私は男であるが、女々しい所為か、どうにもローガン(ザック・エフロン)の男らしさには、100%の同調が出来ないのだが、
べスの気持ちは、人並みには理解できる。
なので、べス視点で、物語を見てしまう。
すると、微妙に、女らしい身勝手やエキセントリックさはあれど、同調していることもあり、とても共感でき、自己愛(^^;)で、べス役のテイラー・シリングが美しいのは見て分かるが、更にそこに、たまらない可愛さも感じられてくるのだ。
この女性の造形は、割りと俗で、けしてヒロインとしての偶像化はされておらず、普通に性欲はあるし、情緒不安定さも示す。
そこが良かったかな^^
外見はすこぶるつきの美人だし^^
主人公のザック・エフロンは、その瞳が、主人公の飼っているシェパード犬よりも、犬っころぽくて、男の私から見ると、けして男らしくないのだが、多分、女性から見るとたまらないんだろうな^^;
ウォーキングが好きな役とのことで、やたらとモサモサ歩くシーンが多いし^^
キースは、この作品の最大の欠点であり、最大の面白さでもある。
権力を傘に着て、いまだに未練を持つべスにちょっかいを出し続け、ローガンとの仲を邪魔し続ける。
あまりにも、マンガでしか見られないような下世話な悪役なのである^^;
だが、それが、いまいち強い方向性の見えない物語に、「こいつと言う障害を無くせば、物語は収束するのだな」と言う目的を持たせ、こちらの興味を惹かせてくれる。
こいつの、クライマックスでの暴挙などは、もう作品を根底から壊してしまうほどの、無理矢理な無茶苦茶さであった^^;
子役の男の子は可愛いし、作品の折々に、都合のいいアドバイス(^^;)をべスにくれる祖母役のブライス・ダナーは、機転の利く美しいおばあちゃんでしたね^^
・・・原作では、もっともっと丁寧な描写があるのでしょうが、その断片だけが匂わされ、やや大味に作られた作品ではあった。
それと、戦死し、ローガンにべスの写真を遺した男が、べスの兄であったことは、微妙に、この作品のテーマ性を崩していた。
原作者は、難しい問題から逃げたな、と感じさせられた。
離婚した夫にはつきまとわられ、新しい恋人には死なれたと言うヒロインにローガンが恋してしまい、べスも、その気持ちに応えるというラブストーリーとしての難しさが、この作品の特筆すべき箇所になると思っていたのだが・・・。
(2012/07/02)
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予告編で、大体の話の流れも、結末も分かっていた。
・・・戦争中、おそらく戦死したらしい同軍兵士の落としたと思われる美しい女性の写真に、精神的にも、そして、自分自身の感じ方の上では「物理的」にも助けられ…、そして、帰国できたと考えていた元海兵隊員 ローガン。
そのピュアな性格を持つローガンが、帰還できたお礼を言いたいのか、それとも、その美しさに魅かれるものがあるのか、自分でも分からない状態で、その写真の女性に会いにいくというプロローグ。
なんか訝しいものを感じつつも、ケンネルを営業していた女 べスは、ローガンを雇う。
ローガンは、自分がここに来た理由をべスにちゃんと伝えたいのだが、うまい具合に話せないままに時は流れていき、
ベスの祖母や息子と交流を深めていき、ローガンの寡黙な男らしさにべスも恋心を抱き始める。
しかし、それをやっかむ、べスの元夫で、地域の有力者の息子キースがいた。
キースは、2人の関係に嫉妬し、関係を終わらせようとする、・・・さて、と言う物語。
話が分かっているのに楽しめるのは、大きな要因としては、演技陣のうまさと、うまい具合にはまるセリフと、キースのステロタイプの悪玉像であろう。
私は男であるが、女々しい所為か、どうにもローガン(ザック・エフロン)の男らしさには、100%の同調が出来ないのだが、
べスの気持ちは、人並みには理解できる。
なので、べス視点で、物語を見てしまう。
すると、微妙に、女らしい身勝手やエキセントリックさはあれど、同調していることもあり、とても共感でき、自己愛(^^;)で、べス役のテイラー・シリングが美しいのは見て分かるが、更にそこに、たまらない可愛さも感じられてくるのだ。
この女性の造形は、割りと俗で、けしてヒロインとしての偶像化はされておらず、普通に性欲はあるし、情緒不安定さも示す。
そこが良かったかな^^
外見はすこぶるつきの美人だし^^
主人公のザック・エフロンは、その瞳が、主人公の飼っているシェパード犬よりも、犬っころぽくて、男の私から見ると、けして男らしくないのだが、多分、女性から見るとたまらないんだろうな^^;
ウォーキングが好きな役とのことで、やたらとモサモサ歩くシーンが多いし^^
キースは、この作品の最大の欠点であり、最大の面白さでもある。
権力を傘に着て、いまだに未練を持つべスにちょっかいを出し続け、ローガンとの仲を邪魔し続ける。
あまりにも、マンガでしか見られないような下世話な悪役なのである^^;
だが、それが、いまいち強い方向性の見えない物語に、「こいつと言う障害を無くせば、物語は収束するのだな」と言う目的を持たせ、こちらの興味を惹かせてくれる。
こいつの、クライマックスでの暴挙などは、もう作品を根底から壊してしまうほどの、無理矢理な無茶苦茶さであった^^;
子役の男の子は可愛いし、作品の折々に、都合のいいアドバイス(^^;)をべスにくれる祖母役のブライス・ダナーは、機転の利く美しいおばあちゃんでしたね^^
・・・原作では、もっともっと丁寧な描写があるのでしょうが、その断片だけが匂わされ、やや大味に作られた作品ではあった。
それと、戦死し、ローガンにべスの写真を遺した男が、べスの兄であったことは、微妙に、この作品のテーマ性を崩していた。
原作者は、難しい問題から逃げたな、と感じさせられた。
離婚した夫にはつきまとわられ、新しい恋人には死なれたと言うヒロインにローガンが恋してしまい、べスも、その気持ちに応えるというラブストーリーとしての難しさが、この作品の特筆すべき箇所になると思っていたのだが・・・。
(2012/07/02)