☆・・・関越道を快調に飛ばしていて、次のパーキング(水上・月夜野間の下牧PA)でトイレ休憩を考えていたら、なんか、とあるトンネルの入り口ら辺に異変が。
二車線の左側に車が停まっている。
減速し近づくと、両車線に車の部品が散乱し、遠くに原型を留めないバイクのようなものが散乱し、直近に投げ出されたバイクの運転手が倒れていた。
多分、もう動くことはない。
「こりゃ、凝視してはダメだ!」と思い、
ともあれ、避けつつ通り抜けてから、状況を把握しようとした、その時!
後続の車がぶつかってきた。
前に乗っていた俺と姉は衝撃を受けつつ平気。
後ろに座っていた母親は「ウワーッ!」と、頭を打った。
タンコブ。
後ろを見るとカップルが恐怖の表情。
車は停止したけど、なんとかエンジンは動き、とりあえず、そもそもの事故現場を通り越したら、カップルの車もついてきて、未だトンネル内で停まるなり、運転してた女の子は、こちらを心配しつつ、俺たちは怖いから直視しなかったけど、バイカーの、かなり厳しい詳細を見ていたので激しくパニクっていた。
警察に電話した。
「下牧の一個前のトンネルで厳しい事故です。で、私は二次事故です。減速していたところ、いわゆるオカマを掘られてしまいました」
で、次の下牧のパーキングで、聴取されることになった。
俺の前にも後にも数百台が通って行ったけど、水上からの上りは通行止めになり、俺らの車と、カップルの車と30分後くらいに来たパトカーの3台だけになった。
カップルの女性は、スッゲェ美人だった。
この頃、トンネルの中では現場検証が行われていただろう。
で、こちらの聴取はなかなか手こずり、3時間近くになった。
そもそもの事故の状況についても知りたいからのようだ。
姉と母親は、トイレと自動販売機しかない下牧パーキングで、どうやって自宅に帰るか、いつ帰れるのか不安そうに、大自然の中、ベンチに座っていた。
カップルの美人は、次第に憔悴していた。
最終的には、保険屋さん同士の取り決めになるし、あんな二次事故、誰も避けれまい、と思い、俺は努めて明るく接した。
おれの車の後輪に、ぶつかって曲がったフレームが擦っていて、走るのは危険とのことで、レッカー車を呼ぶことになったのだが、水上-月夜野間が封鎖されていて、レッカー車が来るには見通しが立たないとされた。
で、レッカー屋さんは電話で、月夜野インターまで、ちょい無理して来れないかな? とのこと。
かくして、俺は手で、タイヤと接触しているフレーム部分を素手でグワシと握ったら、ことのほか、接触面とは逆に戻った。
かくして、完全封鎖の水上-月夜野間を俺の車だけが走るのだった…。
(2023/09/10)
二車線の左側に車が停まっている。
減速し近づくと、両車線に車の部品が散乱し、遠くに原型を留めないバイクのようなものが散乱し、直近に投げ出されたバイクの運転手が倒れていた。
多分、もう動くことはない。
「こりゃ、凝視してはダメだ!」と思い、
ともあれ、避けつつ通り抜けてから、状況を把握しようとした、その時!
後続の車がぶつかってきた。
前に乗っていた俺と姉は衝撃を受けつつ平気。
後ろに座っていた母親は「ウワーッ!」と、頭を打った。
タンコブ。
後ろを見るとカップルが恐怖の表情。
車は停止したけど、なんとかエンジンは動き、とりあえず、そもそもの事故現場を通り越したら、カップルの車もついてきて、未だトンネル内で停まるなり、運転してた女の子は、こちらを心配しつつ、俺たちは怖いから直視しなかったけど、バイカーの、かなり厳しい詳細を見ていたので激しくパニクっていた。
警察に電話した。
「下牧の一個前のトンネルで厳しい事故です。で、私は二次事故です。減速していたところ、いわゆるオカマを掘られてしまいました」
で、次の下牧のパーキングで、聴取されることになった。
俺の前にも後にも数百台が通って行ったけど、水上からの上りは通行止めになり、俺らの車と、カップルの車と30分後くらいに来たパトカーの3台だけになった。
カップルの女性は、スッゲェ美人だった。
この頃、トンネルの中では現場検証が行われていただろう。
で、こちらの聴取はなかなか手こずり、3時間近くになった。
そもそもの事故の状況についても知りたいからのようだ。
姉と母親は、トイレと自動販売機しかない下牧パーキングで、どうやって自宅に帰るか、いつ帰れるのか不安そうに、大自然の中、ベンチに座っていた。
カップルの美人は、次第に憔悴していた。
最終的には、保険屋さん同士の取り決めになるし、あんな二次事故、誰も避けれまい、と思い、俺は努めて明るく接した。
おれの車の後輪に、ぶつかって曲がったフレームが擦っていて、走るのは危険とのことで、レッカー車を呼ぶことになったのだが、水上-月夜野間が封鎖されていて、レッカー車が来るには見通しが立たないとされた。
で、レッカー屋さんは電話で、月夜野インターまで、ちょい無理して来れないかな? とのこと。
かくして、俺は手で、タイヤと接触しているフレーム部分を素手でグワシと握ったら、ことのほか、接触面とは逆に戻った。
かくして、完全封鎖の水上-月夜野間を俺の車だけが走るのだった…。
(2023/09/10)