『消えたガングリオン!』の巻!
写真だと分かりにくいのだが、四月頃から、赤丸の部分に、ビー玉大の #ガングリオン (瘤、腫瘤)が出来ていた。
特に痛みもないので、そのままにしていた。
腫れているわけでもない。
リトミちゃんは、「大切な男(ひと)である俺」の身になにかあってはヤバいと、初期の頃はかなり心配していたが、…いつしか忘れていった。
姉ちゃんは「悪性かも知れんから、病院に行け」としつこかった。
ハリーチェは、鍼を刺してくれたりと、治癒に努力していた。
俺は、つまんでコリコリしたりして、「女の乳首みたいだな、ウリウリ!」とか、そのコリコリ感をアゴに撫でつけたりして楽しんでいた。
◇
…と、昨日、気づくと、ガングリオンが消えていた。
手の甲がまっさらになっていた。
鍼チエのおかげか、伊香保温泉の湯によってか、電気治療機か、理由はわからない。
ただ、ガングリオンがなくなったのは確かだ。
◇
俺は、こう考えている。
宇宙人が、俺の左手にマイクロチップを埋め込んで、地球人の生態を調べていたのだが、半年が過ぎたので、俺が寝てる間に切開して取り出し、宇宙に帰ったのだと…。
宇宙人の結論は、「地球人成人男性は、自慰行為のとき、たまに、利き腕とは別の手を使用し、そのぎこちない動きを、ウブな女の愛撫と錯覚することにより、新鮮な興奮を得ている」だそうだ…。
追記がある。
「しかし、我々が埋め込んだマイクロチップの箇所、その肌表面の隆起のグリグリ感を、男性器の刺激に使用するのはいささか遺憾であり、よって、我々は、地球を攻撃することにした…」
やっべ! 俺のせいで地球滅亡だ!?
(2022/09/28)
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