☆・・・『機動戦士ガンダム』の一作目の名エピソード「ククルス・ドアンの島」が、『ガンダム・オリジン』シリーズのひとつとしてアニメリメイクされるそうだ。
映画館にチラシが置かれていた。
楽しみにしつつ、そのチラシを見ていたら、気になることがあった。
イラストには、ガンダムチームの旗艦ホワイトベースのメンバーが揃っていた。
一番 左にスレッガー・ロウ中尉が立っている。
ん?
…なにか、違和感がある。
ガンダムファンならば、この時点での、この人物の登場はおかしいのだ。
当時の少年は皆、そういった記憶の感覚が身についている。
▼「機動戦士ガンダム」は全43話である。
「ククルス・ドアンの島」は第15話目である。
しかし、スレッガー中尉が、ホワイトベースに配属されるのは、ホワイトベースが宇宙から地球に降り、そして再び宇宙に出る事になる第31話のはずなのである。
つまり、ククルス・ドアンの島の時は、スレッガー中尉は物語に絡んでいないのである。
その代わり、…っちゃあ変だけど、その頃のホワイトベースには、リュウ・ホセイ曹長がいて、スレッガー中尉のように兄貴肌で、他のメンバーに接していた。
21話で戦死してしまうのだが、「ククルス・ドアン」の時点では健在のはずだ。
なんで、チラシにはリュウ・ホセイ曹長が登場しないで、スレッガー中尉が
並んでいるのか?
まあ、その謎を知りたきゃ、映画館に観に来いってか!?
ちなみに、スレッガー中尉は、36話で戦死。
☆スレッガーの名セリフ。
「悲しいけど、これ、戦争なのよね」
おどけて言う戦争の真理が心に刺さる。
☆リュウの迷セリフ。
「まったくぅ、ガンダムのこんな姿、見たくもないなぁ‥」
ククルス・ドアンの島で、腰の部分(コアブロック)を着脱され、腰抜けワンワンスタイルのガンダムを見ての一言。
▼なお、映画『ククルス・ドアンの島』のポスター、ガンダムの焼き切れ半分シールドは、映画『哀・戦士編』のポスターへのオマージュやな!
(2022/03/31)
↧