☆・・・先ずは一言。
昨夜のウクライナ情勢の特番「タモリステーション」…、見るともなしに見ていたんだけど、タモリ…、置物の様に一時間くらい口を開かなかった。
…衝撃的だった。
▼世の中を単純に善悪で二分化することは、昨今では特に難しい。
この情報化社会…、その真贋の見極めも過多ゆえに難しい。
やや腹立つのが、陰謀論を学術的なことのように話す人、…いや、楽しんで話せる陰謀論は「論述」とは全く違うからね。
また、ウクライナ情勢において、まあ、ロシアのほうが悪いのだけど、どのくらい悪いか、どのくらい酌量の余地があるのか、は、そのうち語らなくちゃね。
▼だけど、今、現在進行形で侵攻されているウクライナの辛さは、かなりわかる。
世界10大ロリコン小説のひとつ『夏への扉』を書いたハイラインは、同時に超愛国兵役小説『宇宙の戦士』も書いている。
冗談で書いているのではなく、以下のような結論が成り立つ。
【男は、幼女・少女のために国を護る】!
女子供は避難させ、男は国土に残り戦う!
それが【男子の本懐】!
昨日、現地の戦闘映像が流れていた。
ロシアの攻撃をかわし、撮影者が「高齢の方も無事です」と言っていて、明らかにおじいさんと思われるシルエットがヒョコヒョコ動いていた。
じいさん、孫娘を想い戦っている。
【幼女・少女こそが「国(共同体の核心)」なのである】
▼そして、ウクライナがロシアから離れ、新たに近づきたい西側諸国の領袖・米国は、軍事的には動いていない。
ロシアがNATO軍を攻撃した時など、ルーズベルトならば、戦線を都合よく操作しようと、ヨダレを流して参戦しただろう。
しかし、バイデンは動かない。
犯罪者に対し警察は武力を行使する、だが、「世界の警察」を自任していた米国は動かずして、戦争の暴力を目の前に「警告」を発するのみ。
ただ、私は、この「世界全体潔癖化」を嫌悪はするが、安易に戦争に走らないことは、もしかして西側の歴史的な変容なのかな、とも思ったりしてみる。
▼さて、一昨日、バイデンがいつにも増して、激しくプーチンを非難したそうだ。
『ウクライナの人々に対して非人道的な戦争を仕掛けた 人殺しの独裁者で 生っ粋の悪党だ!』と、午後4時ごろのニュースで流れていた。
それを聞きながら、「おーい! アメリカ人! お前ら、広島・長崎、東京大空襲を忘れているのか!」と、俺は素直に思った。
すると、その後に、バイデン発言に対し、ロシアのペスコフ報道官。
…「米国が1945年、広島と長崎に原爆を投下した結果、約20万人が即死し、その後も多くの人々が被ばくにより死亡したこと」に触れ、更に『長年にわたって世界中の人々を爆撃してきた国のトップに、そのような発言をする権利などない…』と語ったそうだ。
その発言単体には同意だ。
▼しかし、ぺスコフ発言の広島長崎云々については、不思議にも、その後のニュースでは流れない。
後半の部分だけがニュースとして語られていた。
これが、同盟国アメリカへの、日本のマスコミのいらぬ忖度。
▼バイデンの汚職スキャンダルについては、とりあえず置いといて、ちょいと違う観点で語ると、第二次大戦の時、日本が対した米国の大統領は、バイデンと同じく、ルーズベルト→トルーマンの民主党ラインである。
原爆投下時はトルーマンであったが、それはルーズベルトの既定路線であった。
「戦争大好き・有色人種ないがしろ・共産主義シンパ」のルーズベルトのやったことは全て、今の世界に、深刻な禍根を残している。
同じ考えになかったとして、また、75年の歳月が経っているとは言っても、バイデン、少しは自らを省み、発言にご留意して頂きたい。
▼まあ、「敵の敵は味方」、日本も、日露戦争の時、明石元二郎などをスパイとしてヨーロッパに送り、ロシア革命の種を蒔いてもいた、つまり、ソ連誕生の影の立役者の一要素でもあった。
▼ゼレンスキーもそう、国連で、自国の苦境を訴える中、ロシアの侵略を語る中で、日本の「真珠湾攻撃」を引き合いに出していたけど、…ふざけんな! 日本は軍事施設への限定攻撃を厳守していたぞ。
また、日本からの宣戦布告を握り潰した政権もルーズベルトで、真珠湾は奇襲でさえない。
そんなゼレンスキーだが、日本の国会でも演説が行われるらしい。
う~ん、いいのかなぁ、いや、苦境にあるのは分かるけど、俺、なんか解せないんだよなぁ。
▼ロシアもそう、ウクライナに細菌兵器製造疑惑をぶつける中で、「731部隊」を引き合いに出しやがった、しかも、それは、日本に向けてだけの発信、ロシアは日本をけん制しているのだな!
ロシアは今、津軽海峡や宗谷海峡に、かつてない数の自国の軍艦を通過させている。
これは、「ロシアがウクライナを攻撃させているときに背後は取らせないぞ!」という意味だろうけど、今の日本はヘタレ、申し訳ないくらい、そんな気概はないよ…。
日本はウクライナ情勢を見守り、経済分野においてロシアを攻撃することしか、出来ない。
世界は、無人兵器や、メタバース(仮想現実)に代表されるような「潔癖な時代」へと移行し、リアルで野蛮を遂行する集団を、手をこまねいて見てることしか出来なくなっていく…。
▼(写真)日露戦争時の日本海軍のZ旗と、ロシア軍のZマーク。
(2022/03/18)