☆・・・▼先日のR1グランプリで、審査員のバカリズムは、徹頭徹尾、フリップを使った芸人に辛口採点だったそうだ。
理由としては「……舞台上の本人以外の要素がちょっとあまりにも多すぎる……」とのこと。
これは、同じく審査員をしていた陣内智則をディスっているかのようだったとのこと。
私も、陣内の「お笑い」システムには、いつも解せなさ感を感じていた。
これって、「芸」なの…? と。
だから、バカリズムの意見には我が意を得たりの思い!
▼最近、うちの店の近所にベトナム料理店が出来、その事を記事にしたら、いつもの倍ほど「いいね!」を頂いた(インスタやFacebook)。
「クソがあっ!」と思った
こんな、どっかの店に行って、食って、写真撮って、ちょっと語って…、なんて、誰でも出来ることに「いいね!」をするんじゃねぇ!
マジ、バカリズムの言う「…本人以外の要素が、ちょっとあまりにも多過ぎる…」だ!
いつもの投稿のほうが、文章技術的には、数段 優れているのだぜ!
例えば、ラーメン屋で、運んできたラーメンを、俺の目の前に置く女の子のポニーテールが、俺の顔面をピシャッ! と鞭のように打って、俺が勃起した話とか、
20年前に書いた話なのに、全く色褪せることのない「ロシア上空の美少女バレリーナ姉妹」のストーリーとか、
あるいは、ガーシーチャンネルなみに暴露ってる「自意識過剰のケメ子」の話や、
「トイレ盗撮マスター」のエピソードなど、
安易な食レポなんかよりも優れた笑える投稿はいっぱいあるはずだ。
▼そんな中、エドゥさんに聞いた話があまりにも面白かったので書く。
店には、俺とエドゥさんの男2人だった。
この後に、最近 ガンガン来るようになった大手ゼネコンのO Lたちが来て、下品なことを話せなくなるのだが、二人の時点では、ずっと「ワキガ」をテーマに語り合っていた。
エドゥ「そうですか…、あの人はワキガなんですかぁ」
トロポ「そうなんですよ」
エドゥ「ワキガって、自分じゃ分からないから、自分がそうだったらと思うと嫌ですよ」
トロポ「心配しないで下さい。エドゥさんはワキガではないですよ」
エドゥ「それは安心しました」
…そして、エドゥさんは、高校時代のサッカー部のことを語り出した。
…サッカー部の部室。
10畳ほどの広さの部屋の周囲の壁には、縦長のロッカーが並んでいる。
中央には、背もたれのないベンチが2×2で繋げて並べられている。
当時、サッカー部には、ワキガ2大巨頭のバカリとジンナイがいて、初夏などに彼らに近づくと「ツーン」とケミカルな匂いがしていた。
…その日、いつもの通り、放課後、エドゥはロッカー室のドアを開いた。
すると、「ツーン!」を通り越した「キーン!」と言う工場廃水のような臭気が、エドゥの鼻を射抜いた。
時空が歪んでいたのだが、エドゥの視界は段々と鮮明に…。
「な、なんで!? よ、よりによって!」
そこには、ベンチの上に、上半身裸で背中合わせに座り、サッカーボールを磨いている2大巨頭の姿がッ!!
エドゥは繰り返した。
「な、なんで!? よ、よりによって!」
…その話を聞いた俺、「うひゃひゃ! それって、Kappaのロゴマークじゃないすか!」
エドゥ「そうなんですよ。ウハハハ!」
…エドゥさんといると、たまに死ぬほど笑えるから良いんだよなぁ。
(2022/03/16)