☆・・・石原慎太郎が亡くなった。
この人ほど、奔放に生きた人も少なく、大きな才能を持っていたからこそ、それを貫けた。
晩期も「老害」を演じたかの如き引き際だった。
暴走言動も多々あったが、その文章は精緻にして繊細だった。
私は、批判することもあったが、「この方が凄い人間であることは分かってるし、支持しているが…」と前置きしたものだ。
▼私は、2010年に、「(当時の)民主党は2年後に分裂する」と予測、それがホントに2012年に実現し、ネット言論上、プチ注目を浴びていた(私の予測はちょくちょく当たる)。
で、同時に、いつものように中国共産党批判もノリノリでしていた。
多少、俺が適当なことを書いても、著名人が、それをちゃんとした根拠で書いてくれるから平気平気!
▼当時、北川景子が「私は宝塚に夢中になっていて、腐女子になりかけている」発言があり、ネット上で、腐女子にも、宝塚ファンからも、北川景子がバッシングされていた。
▼2006年。
私は、石原慎太郎が間違えて「腐女子=ビッチ」認識で書いた文章にツッコミを入れたことを思い出した。
だから、2010年、「石原慎太郎でも、言葉の取り違えで間違った主張をするのだから、北川景子さんも気にすんな」の要旨の文章を書いた。
それを2012年に再掲した。
注目を浴びていた時期で、この再掲も高アクセスとなった。
[これは偶然でしょうか? 石原慎太郎のアンサーソング^^v](2012-07-03 22:32:26) (クリック)!
▼言論者と言うものは、わりと孤独な作業の、孤独な職業である。
だから、ファンレターや書評を気にする。
だが、ネット時代は、ダイレクトに自分の仕事の評価を見聞き出来る。
私は、多くの言論者・著名人から、「あんたおもろいな」と連絡を受け、リアルでも知り合えた。
▼石原慎太郎が、その月(2012/07/02)の産経新聞一面の連載で、中国共産党について書いていた。
そ・れ・が、インスタの字数制限の関係で詳しく書けないのだけど、私が直近に書いた中国共産党批判の内容を、石原氏はちゃんとした根拠に基づき記していた。
1・中国共産党だけじゃない、欧米も相応に腹黒い理由
2・毛沢東の自国民の生命 蔑ろ発言の背景
3・中国兵の横列突撃、機関銃でのなぎ倒し、その次その次の無限横列デクノボウ突撃の真相
私はゾッとした、「こ、こ、この人、俺の文章、読んでやがる…ッ!」。
そして、全国紙の一面で、「お前さんの情報もかなりいい加減だぜ!」と。
「1」だけならば偶然、「2」までならば、あり得なくもない、しかし、「3」までになると天文学的な確率の合致だろう。
私は、「思い込み」でも「共時性(シンクロニシティ)」でもいいけど、これを石原慎太郎からの、私への諌言とした。
▼石原氏についての文章は山ほどあるが、追悼文として記させて頂く。
ちなみに、今は亡き、ゼネコン大手の上層だった親父は、石原運輸大臣に何度か面会している。
合掌。
(2022/02/02)
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