☆・・・Myセブンルール (29)
モノマネのコロッケがテレビで言っていた。
「『金八先生のモノマネが出来ますッ!』って言ってくる若手の芸人が多いけど、金八先生も時代時代で全然 違うんだよなぁ。だから、俺は『いつの?』と聞くんだ」
そして、金八先生を前期中期後期で演じ分けて見せてくれたのだ。
マジ感動した。
こうなると学者だな、と。
▼#京王線ジョーカー事件 を起こしたキチガイは、「バットマン」のジョーカーに憧れて、傷害放火事件を起こしたとのことだが、
どのジョーカーに惹かれたのか?
(テレビ版、アニメ版、コミック版、映画オリジナル版は除く)
①ティム・バートン監督版、演じるはジャック・ニコルソン。コミカルな狂気でヤバい。
②クリストファー・ノーラン監督版、演じるはヒース・レジャー。ダークでクライムな狂気でヤバい。
③「スーサイド・スクワッド」の、演じるはジャレッド・レト。こいつはこいつで、ペラくてヤバく、カメラ裏での役への成りきりこそが狂気で、本編ではカットされまくったとのこと。
④記憶に新しい、「ジョーカー」。演じるはホアキン・フェニックス。こいつは、マジ、お近づきになりたくないジョーカーであった。
・・・京王ジョーカーは、どのジョーカーを目指していたのか?
▼以下、私の映画「ジョーカー」の感想。
◇◇◇[映画『ジョーカー』を観た(「共感」「絶望」の回避へ)](2019-10-04 13:42:40) ◇◇◇
☆・・・これは超問題作である。
もともと、「バットマン」シリーズは、コスプレしている奴ら全員が、バットマンを含めて狂っている。
特に狂人の<ジョーカー>は、なぜだかアメリカ国民に気に入られていて、何度となく多くの役者・声優(アニメの場合)によって映像化されている。
だが、今回は極めつけにヤバい。
これまでのジョーカーの狂気は、なんだかんだと、例え、セレブであろうとも、底辺のジョーカーの来歴を理解でき・もしくは理解できないことで理解できていた。
なんらかの理解の落としどころをつけられることを、辛うじて「共感」という。
しかし、今作のジョーカーは、全く共感できない程のリアルな狂気を宿している。
絶対に共感したくないジョーカーであった。
悪としての格好良ささえない、最下層から生まれたジョーカーであった。
こんな悪のヒーローになりたくねぇ~^^;
思わず、目をしかめながらの鑑賞となる。
また、人とは、例えば、#太宰治 の「#人間失格 」の主人公にさえ、自分の「負」の部分と同じものを見いだし、強迫観念に駆られたりするものだが、
今作の主人公に自分を投影しようものならば、絶望的な気持ちになる。
そんな、見る者に絶望を与えられる作品たるや完成度が低いはずはない。
傑作ではあるが、私は一度見れば充分だ・・・。(2019/10/04)
(2021/11/12)
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