世に棲む日日(56)
間総理の辞任はマジで悔しい。
この方、パフォーマンスに頼らない、非常に優れた実務家であった。
コロナ禍の中、功績は凄まじく多い。
しかし、悪循環に負けた・・・。
優れた人物であっても、「敵」の被せてくるマイナスイメージの怒涛にあっては飲み込まれる。
▼まず言いたいのが、世界的なコロナヒステリーに対し、政府は、ちゃんとした、過剰ではないコロナ認識を持っていた。
対策の多くは、「国民がそこまで言うならやるか」レベルでしかない。
「国民がそこまで言うなら」レベル・・・、それに逆らうと、次の選挙に影響する。
選挙に負けると、政治が出来なくなる。
「国民がそこまで言うなら」レベルとは、「敵」である【マスコミ】によって熟成される。
メディアによる「洗脳」だ。
「あら探し」「重箱の隅をつつく」「条件反射の批判」「揚げ足取り」・・・。
▼アメリカは二大政党制だが、共和党・民主党、どちらがなっても、目指すべきは一つ、「自国の国益」だ。
しかし、日本はおかしい。
野党は、日本の国益を第一に考えていないのである。
政権の足を引っ張り、国を傾けることしかしない(これは、古来からの日本の政治風景ではない)。
それが、かつての「悪夢の民主党政権」である。
民主党政権時、当時の菅(かん)首相は、東日本大震災時、紛うことなく原発事故を拡張させた。
そんな中、下野していた自民党、当時の谷垣総裁は、菅(かん)首相に「出来ることがあったら何でも言って下さい」と挨拶にまで行っている。
(谷垣さんは、思想的には俺と重ならないけど、下野した自民党で非常に頑張っていた。コロナ禍で頑張った菅(すが)総理と重なる・・・)
▼しかし、同じ国難のコロナ禍の中、野党がしていることはなんなのか?
そこには、国家的危機(俺はそうは思ってないけど)への挙国一致思考はない。
私は、ずーっと(ここ20年)、日本に二大政党制なんて必要ないと言っている。
自民党内の「派閥」に、複数政党制が実現されているからだ。
自民党の中にも、変な思想の者はいる。
だが、総体においては、狂った方向性には向かってない。
野党やマスコミの視点がおかしく、その言動に「洗脳」されるから、バカ国民の視点も反政権となっている。
▼では、野党は、何のために政治をしているのか?
簡単に言うと、日本の野党は、中国・朝鮮の国益のために活動している。
国益重視の自民党に対し、それに批判姿勢でいると、いつしか大陸・半島の好評価を受け、金が流れてくる。
▼マスコミにいたっては、要所要所に在日の人が配置されている。
そして、毎日毎日、日本において、過剰な政権批判報道が為される。
第一期の安倍政権からここまでの自民政権、どんなに素晴らしい功績を残しても、マスコミがそれを報道しないってこともある。
▼さりとて、ネット情報が正しいかと言うと、ネット右翼が行き過ぎた陰謀論をまことしやかに論じていたりする。
事実の見極めが難しい時代だが、一つだけ言えるのは、テレビマスコミの政権批判は、ほぼ100%デタラメ拡大解釈である。
▼次期総裁は、高市早苗か河野太郎がいいけど、岸田文雄になるのかな?
思想が違うけど、顔がいいから、まっ、いいか!
ただ、この岸田氏も、すぐにマスコミの餌食となってしまうでしょう。
ただ、石破茂になるのだけは、勘弁して欲しい。
▼マスコミのコロナ報道も、おかしい。
陽性者が、あたかも発病者・罹患者のように語られ、国民全てが菅(すが)政権の被害者のように語られる。
陽性者が減れば、今度は重傷者をクローズアップ!
あれね、陽性者は、その日の数、重傷者は累計数だからね。
変な報道の仕方だよね。
▼世界的なパンデミック、どの国も「受け身」に為らざるを得ない。
マスコミが「優等生」と持て囃していて、「日本も見習え!」とほざいていた国は、第5波第6波にさらされ、数値が、常に日本より一桁多かったりする。
イギリスなんて、「やっとロックダウン解除!」と喜んだ数値が、緊急事態宣言下の日本よりも多かったりする。
人口少ないくせに。
日本は、この世界的な苦難において、常に超優等生であった。
未知の病気に対し、完璧な対応だ。
菅(すが)総理としては、「なんで非難されているんだろう」の思いだろう。
今回、辞意を表明したのは、熟考し、「ああ、どんなにうまくやっても、悪く糊塗されてしまうんだな、俺では選挙に勝てないや」と思ったんだろう。
▼このコロナ禍、医療関係者が、やたらと、困難に立ち向かっているヒーローのように、その悲劇が語られる。
俺は、当初から、全くそうは思わない。
あんたらが、高い稼ぎを得ているのは、こんな時の為なんだぜ、と思っている。
大変なのはみんな一緒!
しかも、政府と医師会は対立軸のように語られているけど、政府から医師会には、コロナ対策として、莫大な予算が流れている。
踏ん張り続けろよ! とマジ言いたい。
▼政治家・菅義偉を知ったのは22年前、作家の明石散人が、これからを注目している政治家として、その名を挙げていた。
骨のある政治家だと。
いつしか、私の注目は好意となり、官房長官になった時は驚いたものだった。(インスタ字数いっぱい)
(2021/09/03)
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