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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[とりとめなく…。「舶来信仰やめなさい!」]

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☆・・・アメリカでの、先の黒人暴行事件の背景には、白人の多民族への差別意識が底流にあるのは歴然のことで、非常に悲しむべきことだ。  最高レベルの検証と対策と、加害警察官への厳罰が必要だ。  しかし、それがあのような、あまりにもの一方的な暴力に発展することは稀だ。。  もちろん、警察組織ぐるみで行っているわけではない。  良くも悪くも、アメリカ流の民主主義ゆえに、ああして映像が公開されて、悪徳警察官らは糾弾にあっている。    ▼だが、中国共産党一党独裁政権下の中国圏では、その組織ぐるみで、まごうことなく「百万人」以上のチベットやウイグル、モンゴル、国内の民主運動家の人々が、人知れず、虐殺されている。  今、現在進行形である。  そこには、YOUTUBEなんてない。    ▼この間、トマ・ピケティの「21世紀の資本」のドキュメント映画版を見てつくづく思った。  なんでこんな当たり前の内容がもてはやされるのか、と。  日本人は、海外ではやったものが周回遅れの内容(思想・情報・学問)でも、それを最新のものとして受け入れる傾向がある。  そう、戦後、アメリカが、民主主義を日本に教えてやったと勘違いしているのと同様だ。  いやいや、日本には、そもそもちゃんと民主主義が存在していて、温和なるかな天皇のもとでの「平等」が江戸期に熟成し、明治維新でシステム化され始めていた。  そこには人権無視の例外事項もあり、流血の内戦も経たが、並行して日本人の「優しさ」が根付いていた。  先の大戦は、欧米的な民主主義と日本の民主主義の決戦だった。  ああ、だからか、と私は気づく。  現状、多くの表現メディアで、アメリカ的な民主主義を「戦後民主主義」と呼び、けして「民主主義」とは呼ばないことに!    ▼この間、ベストセラーとなっている『僕はイエローでホワイトでちょっとブルー』がテレビで紹介されていた。  イギリスで暮らす日系ハーフの少年が、家族とともに、少年の生活の中で立ち現れてきた多くの「違い(多様性)」に悩み成長していくノンフィクションとのこと。  正直、この本から学ぶことは少ない。  なぜなら、日本では、差別は、欧米に比べて圧倒的に少ないし、あったとしても欧米での差別とは様相が全く異なる。  いじめなどの、日本における共通の問題においては、それはそれは日本国内でも議論され続けてきたことだ。  では、この作品の優れている点は何か?  それは、異国の現状を、読む者に自分の経験として認識させ、そこでの問題に共感を覚えさせることに長けた点だ。(⇐当たり前のことを言ってすいません)  それは素晴らしいことだ。    ▼この本を紹介した番組は、簡単に言うと、「差別は良くない、多様性を認めることを、日本人も学ぼう」と言うことだ。  ・・・いや、少なくとも、日本は、激しい差別を、そこに存在するシステム(成長期の通過儀礼)として諦め、それを糊塗するような思想などはない。  うむ、この本がそんなことを書いているのではないよ、その本を紹介する側の意図ね^^;  話がかなり、私の言いたいこととそれたのだが、私が言いたいのはそこじゃない。  紹介する側の思惑とは別に、この作品を語る中で、気になった箇所があった。  イギリスでは、貧困層の子供たちが「お食事配給券」みたいなものをもらっていて、それをもらう児童のパーセンテージが高い、てなことが語られていた。  仕事しながらの「ながら見・ながら聞き」なので、うろ覚えですみません。  それを聞いて驚いた。  やむにやまれずに社会保障を受けることになる国民は日本にもいる(もちろん、詐欺的に生活保護を受ける者もいる)。  だが、常態として「お食事配給券」みたいな制度がある国は、異常としか思えない。  番組の作り手は、この本から学べと、この書籍を紹介しているが、少なくとも、そこで描かれている社会システムは破綻している。  学べねぇ、見習えねぇ!  先日 観た、ケン・ローチ監督の映画『家族を想うとき』で描かれたイギリス中産階級の貧困が、またも目の前に立ち現れた!  先進国と言われ、他国に説教したがる国・イギリス、実情はやばい!    ▼日本人は、とかく、欧米に限らず、中国や韓国やロシアさえも、ありがたがって信奉するが、翻って国内を見直すと、既に、その「国外からの新しいなにか」以上のものが、日本には既に存在していることに気づくはずだ。  「日本は格差社会」とマスコミはうるさいが、異常な親や、保護されるべき禁治産者以外の日本での餓死事件は少ないし、大震災や今回のコロナ禍のような国家非常事態以外には「食事の配給」などはそもそもない(もちろん、小規模の例外はある)。  格差はあれど、国民総「最低限の生活が保障」されている。    ▼神の権力、王・貴族の権力、軍事力、経済力、エネルギーの保有、美女の色香・・・、多くの力が、時代時代で世界を支配してきたが、今は、情報の力が幅を利かせている。  メディアは情報の選別をする。  マスコミは意志を持ち、読者・視聴者を誘導する。  誘導の陰には、日本以外の国の思惑が見え隠れしたりする。  見えている情報から隠されている部分を見極めなくちゃならない。                           (2020/06/09)

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