映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』本予告【最大の脅威】編
☆・・・俺には合わなかった。
私は、ド派手な超能力合戦を好み、故に、「X-MEN」シリーズは大好き、特に「ニュージェネレーション」になってからは、ドラマ性と超能力の派手さのバランスが高度に保たれていたので安心して見ていた。
が、今作は、内容が内に内に縮こまり、スケール感なく、新しい超能力が登場することもなく、盛り上がらなかった。
ダークフェニックスについては、旧三部作の「ファイナル・ディシジョン」でも語られている(この作品、大超能力合戦で、私は大好きだが、世間的には低評価)。
今作は「ファイナル・ディシジョン」の足下にも及ばない出来だった。
出演者の皆さん、よくもまあ、こんな脚本に出演したなぁ。
脚本練り直しの意見くらい出来ただろうに。
3点、評価できる点がある。
(1)X-MENのリーダー、プロフェッサーXは人格者で、人間社会でのミュータントのあり方を無私で向上させようと願っているのだが、それでも、「エゴイストだ」と、他のX-MENに糾弾される苦悩。
(2)ダークフェニックスとして超能力を暴走させたジーンが、エリック(マグニート)の村に逃げ込んだ時、軍人たちが強襲する。
「俺たちには自由に生きる権利がある!」と言うエリックに対し、兵士がひと言。
「その自由を捨てたヤツが、ここに逃げてきてるんだよ!」
こういう、さりげなき核心めいたセリフに感心。
(3)超能力を暴走させた、対ジーンとの戦いだけでなく、別の敵を登場させたこと。
ただそれは、ダークフェニックスの強大なパワーに滅ぼされた異星人で、そのダークフェニックスのパワーを手に入れようとX-MENに戦いを挑むわけだが、異星人 それだけでメチャ強いのである。
X-MEN以上に強い。
そんなに強いのにダークフェニックスに滅亡させられたって、にわかに信じがたいし、
あんたら、ダークフェニックスに固執しなくったって、他の惑星を支配しなさいよ、と思うのだった^_^;
では、「アベンジャーズvsX-MEN」の実現に期待します(^O^)v
(2019/06/26)