☆・・・(プロローグ)
お客さんで、私が心の中で「オタク君」と呼んでいる青年がいる。
直近の2回の来店時、どちらも偶然にリトミちゃんの来店と重なった。
リトミちゃんとは後から、「背も高いし、顔も悪くなくて、ビジュアル系っぽいのに、話し方や挙動が不審で、惜しいよね」と言い合った^_^;
(本編)
いつも行くスーパーマーケットのレジには、色んなキャラクターが揃っている。
個々の人物を描写しても楽しいのだが、今回は1人だけ。
年の頃10代後半と思われる女の子がいる。
外見は可愛い。
だけど、私はこの娘が苦手で、いつも、この娘のレジを避けている。
何故か?
私を蔑ろにするからだ。
いつもツンとしていて視線を向けてこない。こっちが「領収書お願いします」と言っても無視、聞こえなかったのかなと繰り返しても答えない。
でも、領収書は用意されるので、聞こえてはいたのだ!
なんか、いつものことで腹立たしかった。
「少し…っちゅうか、かなり可愛いからってお高くとまりやがって!」
と、ムカつくのだが、無視されるので、その人のレジは、空いてても並ばないことにした。
(終章)
ある日、私はまた、あの娘とは別のレジに並んでいた。
あの娘のレジには誰も並んでいなかった。
そこに男が入ろうとした。
だが、男は急に回れ右して、あの娘のレジから遠ざかった!
私は、あの娘のレジから逃げる、その男の顔を見た!
「オタク君」だった!
ま、まさか、お、お前も、お、俺と同じ、「虐げられし民(たみ)」だったのか……っ!^_^;
◇
リトミちゃんから頂いたきんつば。
店で、はやみね作品を読んでいたサッキーにあげる、姪っ子がかつて読みあさっていたはやみねかおる作品。
昔は良かった…、坊主写真で「いいね!」が103っ!!
(2019/04/03)