映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』予告(12月7日公開)
☆・・・新年早々、燃える映画を見た。
ここで言う「パッド」とは、女性の生理用ナプキンのこと。
男って、女性が好きなのに、どうも生理の話題になると遠ざけてしまう。
私も、あんまし気が乗らず、情報を集めず、映画館内に入ってインド映画と知り、『ダンガル』『バーフバリ』などが面白かったので、一気に興味が湧いた。
挙げた2作品と同じく、スタローン的と言うか、「下町ロケット」的に燃える作品だった。
…新しきIT社会と古き伝統が混在しているインド…、
女性の生理はタブーの最たるもの、それは口にするのもはばかられ、生理のきた女性は家族から隔離され、
「穢れ」がうつらないように、毎回、不衛生な同じ手拭いで処理をしていた。
欧米のナプキンは、高額な故にインドの一般女性に普及するには至ってない。
主人公ラクシュミは愛する妻を守るため、安価なナプキンを開発しようとする。
だが、そこには途方もない、インド社会の偏見の壁があった。
ラクシュミは、家族にさえも、愛する妻にさえも絶縁させられるのだった。
だが、彼は諦めない。
なんども社会の偏見に裏切られ、返せるあてのない借金をこさえ、
だが、ラクシュミは、妻の健康のため、ひいては貧しいインド人女性のため、突き進むのだ。
金のためでも名誉のためでも無い、ひたすらに愛のため。
そして、そこに美しい理解者が現れる…。
堅苦しい話は抜きにして、純粋にエンターテイメントとして面白いので、皆さん、見て!
インドの美しい自然や遺跡、田舎の風景がふんだんに見られるのも楽しかった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
(2019/01/05)