映画『顔たち、ところどころ』予告編 海外版日本語字幕付き
☆・・・私の生涯ベスト１０に入るだろう映画『冬の旅』を撮ったアニエス･ヴァルダ監督の、主演もしている新作。
御年８０代後半のアニエス･ヴァルダ監督が、新進気鋭のアーチストＪＲとフランス各地を巡る。
作為はあれどもドキュメントの体裁をした作品。
ＪＲは、主に人間を対象とし、そのカメラに正対した人物の表情や全身像を巨大なポスターにして、まちなかの壁面に貼り付ける。
人は、農民だったり、炭鉱作業従事者だったり、工員だったり、ウェイトレスだったりする。
場所は、長屋だったり、工場だったり、廃墟だったり、大戦のトーチカ跡だったりする。
壁は日本のように平面でなく、そこに、いい表情している人物ポスターを貼ると、微妙にボコボコして、ザラついている。
そこに芸術的味わいがある。
だが、その芸術家に負けず劣らず、アニエス･ヴァルダ監督が樹木希林的に面白いのであった(^.^)
でも、隠居しているジャン=リュック･ゴダールに会うと言うのは無理筋だろうよ^_^;
(2018/11/01)