映画『ダンガル きっと、つよくなる』本予告 4月6日(金)公開
☆・・・うちの店の、とあるお客さんの強烈な勧めにより観た。
こりゃ面白れぇ!!
上映時間は長めの140分、ダレ場なし! 右肩上がりに盛り上がる。
行政はスポーツ振興にはほど遠く、かつて、レスリング界で名を馳せた主人公マハヴィルは生活のためにレスリング人生を諦めた。
しかし、次代で生まれるだろう息子を鍛え、ドメスティックに満足するだけではない、国際大会での金メダルを手にしようという、野望に近い夢を思い描いていた。
が、男子に恵まれなかった。
4人姉妹が生まれるに至る。
マハヴィルは夢を諦めかけていた。
と、ある日、近所の兄弟の母親が、あんたんちの長女と次女にボコられたと怒鳴り込んでくる。
丁重に謝罪しつつも、マハヴィルの心で何かがざわめく。
「どうやってやったんだ?」
怒られると思っていた姉妹は、拍子抜けし、喜々として兄弟をのした状況を説明する。
・・・レスリングやるのに、男子に限らなくてもいいんじゃないか?
マハヴィルはひらめき、そして、父権の強いインドの家庭の中で、まだ幼さの残る長女と次女にレスリング選手としてスパルタ教育を施しはじめる。
紆余曲折あれ、最初はめげていた姉妹だったが、男尊女卑の強いインド社会の中で、見も知らない男性と結婚させられ、後は子育てと家事に明け暮れる運命にあった女性に「あなたたちのお父さんの教育には自由があるのよ。お父さんは、あなたたちのことを大事に考えてくれている・・・!」と説かれたことを契機に、真摯にレスリングに打ち込みはじめるのだ。
女だからとバカにされつつ健闘した、町のレスリング大会の敗北に端を発し、その悔しさをバネに、長女は強くなっていく。
次女も続いていく。
一戦一戦が手に汗握る。
レスリングのルールが分かるのも、次の東京オリンピックの予習として良い、と言うのはあくまでもおまけ^^;
姉妹は、いつしか、国のスポーツ組織の指導を受けるまでになる。
それは、マハヴィルの元から長女、おって次女が離れていくことを意味する。
まだまだ紆余曲折はあり、最終的には、ビクトリーを越えた、大きな勝利トライアンフに至る物語。
とにかく燃えるので見て欲しい!
(2018/04/18)