『ダンシング・ベートーヴェン』予告編
☆・・・私の人生とあまりにもかけ離れた世界だが、どんなタイプの映画も見る私は赴く。
鑑賞にあたり、何がネックかと言うと、この作品には先ず肉体の躍動の活写があり、そこに厳然たるバレエのルールがあるという事だ。
私の指向は「物語」にあり、またバレエの動きの基本さえ知らず、充分な理解が難しそうだった。
没後十年経ったモーリス・ベジャールの、かつて遺したベートヴェンの「第九」の演出を、ズービン・メータの指揮により、モーリス・ベジャール・バレエ団と東京バレエ団が一大プロジェクトに挑戦していくさまを追ったドキュメント。
私は、関係者のインタビューから、そこに「物語」上の「因縁」を得て楽しむ。
インタビュアーのマリヤ・ロマンは可愛い^^
妊娠で途中降板したカテリーナも美しく、観る前には登場することを知らなかった日本人も多数 活躍しています。
個々の作品に対しての「想い」、作品本来の哲学的なテーマについては挙げていかない。
ただ、アラフォーでデブデブになった私には、ストイックに美しく鍛え上げられたダンサーの肉体に感心させられるのだった。
くしくも、「物語」でなく、バレエ本来の目指す「肉体の躍動」に魅了させられるのだった。
(2018/02/25)