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Channel: 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
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[メタンハイドレート試掘へ]

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☆風邪で仕事を休んだ一昨日、病院の待合室で読売新聞を見ていたら、かような記事^^

   《愛知沖でメタンハイドレート試掘…2月中旬にも(2012/01/19)》

 <府は18日、日本の排他的経済水域(EEZ)内である愛知県渥美半島の南方沖70〜80キロ・メートルの海底で、2月中旬をメドにメタンハイドレート掘削試験に入る方針を固めた。
 次世代のエネルギー源として期待されるメタンハイドレートの海底掘削を本格的に実施するのは世界で初めて。政府は来年には実際に採掘し、ガスを生産する試験を行う予定だ。
 今回掘削を行う周辺海域には、日本の天然ガス消費量の十数年分と見込まれる約1兆立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されているとみられる「東部南海トラフ海域」があり、掘削試験の対象地点として有望だと判断した。2011年度予算に関連経費として89億円を計上している。
 液化天然ガス(LNG)は09年度の国内の発電電力量に占める割合が29・4%で、原子力(29・2%)や石炭(24・7%)、石油(7・6%)を上回っている。東京電力福島第一原子力発電所事故を受け、政府は原子力発電への依存度を長期的に下げる方針で、メタンハイドレートの商業化が実現すれば、我が国の電力供給体制の安定化に大きく貢献することが予想される。
 ◆メタンハイドレート=メタンガスと水が結晶化した氷状の物質。深海底や永久凍土層のような低温高圧の地中に分布しており、1立方メートルあたり160〜170立方メートルのメタンガスを含んでいる。普段は固体の状態となっているうえ、不安定で気化しやすいため、採掘が難しい。(2012年1月19日03時02分 読売新聞)>

 とにかく、一刻も早く、この新エネルギーの実用化を進めて欲しい。

 私は「原発推進派」だが、反対派の非現実的な新エネルギー妄想などよりも早く、震災後、最後の希望「メタンハイドレート」について語っています。

   [東日本大震災(東京の私の思い・18 「西尾幹二の震災考/地震とメタン」](2011-03-30 18:14:26)

 <・・・余談だが、日本の領海(特に南海トラフ)には、「新エネルギー」である<メタン・ハイドレート>が膨大に埋蔵されている。
 が、今のところ、そのエネルギーへの還元・精製の目途が立っていない。
 また、これは、仕事の休憩時間に、同僚の岡部氏と話していたのだが、その<メタン・ハイドレート>のエネルギーへの転換を阻んでいるのが、今回の地震の救援・復興支援で、国家的なプロジェクトでとても親身になってくれているアメリカでもある。
 アメリカは、エネルギー利権による、世界影響力地図の塗り変わりを恐れているのだ。
 ・・・何故、<メタン・ハイドレート>が生成されたのかについてなのだが、二つの説がある。
 石油と同じ生物起源説と、そして、無機起源説である。
 で、ここからは、私が勝手に考えていることなのだが、私は、日本の領海に眠る<メタン・ハイドレート>は、無機起源説によると考えている。
 難しい説明は端折るが、無機起源説の代表的なものに「熱生成メタン」がある。
 読んで字の通り、熱によって生成されるメタンである。
 その「熱」の発生源は、地球の地殻変動であろう。
 南海トラフは、世界有数の地震発生帯である。
 私が言いたいのは、「地震による熱エネルギーが<メタン・ハイドレート>を生んだ」と言うことである。
 特に、地球上の<メタン・ハイドレート>の分布は、プレートテクトニクス(プレート理論)で語られるところの「フィリピン海」・「ココス」・「カリブ」・「ナスカ」・「ファンデフカ」など、小さなプレート(≒消えゆくプレートか?)に集中している点も興味深い(石油は、地球上では小さいアラビアプレートに集中しているし)。
 まあ、これは、私が勝手に思っていることだ。
 今回の地震とは関係ないが、協力な地震によって原子力が否定され、その活発な地震によって、また異なる新エネルギーが誕生していると私が勝手に思っているのも奇妙な巡り合わせだろう。・・・>

 また、この日本領海に埋蔵されている新エネルギーが、最初にニュースを騒がせた時も、敏感に拾っていますよ^^v

   [中国新幹線事故(2011年・「2010年」・2007年の再掲)](2011/07/25 元々は2007/03/12)

 <・・・▽そんな中で、この記事はメチャクチャ嬉しかった^^
 地震国・日本への、地球の贈り物である^^
 地球は何でも知っている。ちゃんと全てを見ていて下さってるね^^(「iza(産経)」より)
《 燃える氷「14年分」
   …紀伊半島沖にメタンハイドレート1・1兆立方メートル(03/09 07:02)
 「燃える氷」ともいわれ、将来のエネルギー源として期待されているメタンハイドレートが、紀伊半島東側に広がる東部南海トラフに1・1兆立方メートル存在することが、経済産業省による委託調査で分かった。日本の天然ガス消費量の14年分に相当し、日本全体では100年分を超える資源量を期待できる。生産技術など乗り越えなければならないハードルは高いが、実用化できれば資源小国である日本が「資源大国」となる可能性も秘めている。
 今回の調査は太平洋沖の東海沖から熊野灘にいたるエリアで、南海トラフ全体の8分の1程度にあたる。地層中のメタンハイドレートの密度も一般的なガス田と同程度という。
 日本では東海沖から四国沖、日向灘にかけての堆積(たいせき)層に多く分布しているとみられ、1996(平成8)年に行われた探査調査では、日本近海に天然ガス消費量の100年分に相当する7・4兆立方メートル存在するとの試算結果が出された。だが、四国沖に広がる西部南海トラフよりもはるかに狭い東部南海トラフだけで1・1兆立方メートルを確認した今回の調査結果から判断すると、「日本全体では、100年分を超える可能性が出てきた」(経産省)ことになる。
 日本の天然ガス自給率は4%ほどで、大半を液化天然ガス(LNG)の形で海外から輸入している。だが、メタンハイドレートを生産できれば、年間5000万トン以上を輸入するLNGを代替できる可能性が広がる。
 問題は、地下に眠る資源をどうやって回収するかだ。日本近海のメタンハイドレートは水深1000メートルの海底からさらに200〜300メートル下に眠るため、回収にはかなりの困難を伴う。メタンハイドレート周辺の圧力を減らして回収する減圧法が有望とされるが、それでも南海トラフで利用するには「1000メートルの水深下で圧力をどう保つか」など、クリアしなければならない技術的課題は少なくない。
 政府は2016年までに環境対策も含めた商業生産への本格的な準備を始める。19年度には西部南海トラフなどの埋蔵量確認や回収実験に約40億円の予算支出を予定している。
                   ◇
  【メタンハイドレート】
 約100万年前に堆積物の中で生成された有機物のメタンが地中や海底の高圧と低温で氷の結晶に取り込まれ、シャーベット状に固まったもの。1立方メートルのメタンハイドレートには約170立方メートルのメタンガスが凝縮されている。地上に出ると氷が解けるが、氷の状態でも火を近づければ炎を上げるため、「燃える氷」とも呼ばれる。》
 ☆さすがに、太平洋側の、日本列島に張りついている埋蔵地域までは、中国もなにも言えまい。
 ただ、どのように【横取り(掠め盗り)】を画策していくのか、みんな、楽しもうじゃないか!(2007/03/12)・・・>

   ◇

 まあ、実用化まで、あと四半世紀は掛かりますな・・・。

 でも、着手に入ったのは一歩前進だ^^

                                                   (2011/01/21)

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